2017/06/26

こころの反応にはタイムラグがある

 

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MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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わたしは、スクールカウンセラーをしています。

関東近県の公立の学校では毎週1回か2週間に1回、カウンセラーが来ているのではないかと思いますが、あれです。

今年は異動になる学校が多くて、この4月から3つの新しい学校での勤務が始まりました。

もともと緊張しいなので、この1ヶ月間はほんとうに、毎日ががっちがちでした。

ふぅ。。。

2回、3回と通ううちに、少しずつ学校の雰囲気がわかってきて、よいご縁な印象も持てて、ようやくちょっと肩の力が抜けてきました。

今だから言いますけれども、今までにいろいろな職場があって、いわゆるパワハラで、職員の方がダウンしてしまうようなところもありました。職員の方のお力になりたいと思っても、わたし自身がダウン寸前というときもありました。

そういう体験から、新しい環境に身構えてしまい、より緊張してしまうのです。自分でもわかっているけれども、もうそれは仕方のないことなのです。大人でしたら、こういうことのひとつやふたつは、きっとどなたもお持ちではないかしら。

子どもの中にも同じ気持ちの子がいるだろうなぁと思います。大人なら、自分ですこし調子を整えながらのりきりますが、子どもの場合は、なかなかそこまで自分でコントロールするのはむずかしいですよね。

いろいろなことで緊張感が高かったり、傷つくことの多い体験をした子は、新しい学年、環境でもちょっと身構えてしまって、最初のうちは疲れがちだったりするかもしれません。

 

こころの傷つきはタイムラグがあることってよくあります

辛かったのは去年のことなのに。

環境を変えたからもう大丈夫なはずなのに。

いまになって行き渋ったり、辛さを訴えられると、親のほうはちょっと戸惑ってしまったり、「もしやわがままなのでは!?」と誤解してしまうことも。

 

タイムラグはどうしておきるの?

あまりにも辛くて苦しいときは誰もが外に対してこころを閉ざして自分のことを守るでしょう?

それは、とても大切なこころの働きです。

もう、大丈夫と思って、すこし身体の力を抜いて、こころの窓も開いてみたら、封印していた辛さに襲われてしまった。

このタイムラグは、辛いときに我慢を重ねて来たからこそ起きることです。

だから、いちばん辛いときに、辛いだけを訴えられなかった、というほうが真実に近いと思います。

 

タイムラグは気づきにくいから

このタイムラグは、本人を切れ目なくみていた人か、心理の人でないと気づけないかもしれません。

今年あたらしく出会った人には、説明をしてあげないと理解はむずかしい・・・担任の先生が変わったら、一度お時間をいただいてお伝えしたいですね。

そんなこともあり、おうちの方が味方でいてくれること、心理の人に応援を頼むことがとてもとても大切です。

 

スクールカウンセラーに相談してみて

スクールカウンセラーは心理の人なので、このタイムラグを専門的に理解して、今できるとよい対応方法を相談したり、カウンセラーから先生たちに助言してもらうことができますよ。

今しばらく、子どもの不安定が続いたときに、担任や学校の先生がたが、不安定の理由を正しく理解して、復帰までを温かく見守り支えていただけるように、具体的なプランをたてることもできます。

 

優先順位は子どもの安心感をとりもどすこと

だから、そのためにできることは、できるだけやってあげるのがよいです。

でも、学校と相談しないとできないことや、おうちでも制約があって何でもできるわけではないかもしれません。

大人同士が相談して少しでもやってあげられることが増えたら、花マルです。

 

時間がかかることも

こころの傷つきを癒すには時間がいります。

無理をさせて今なんとか学校に戻ったとしても、治癒しないままだと、また再発します。

繰り返すと、ほんとうに大きな症状となってしまうこともあります。

そのときに悔やんでも時間はもどらないので、いましっかりケアをしてあげることをおすすめします。

そのためにも、おひとりで悩まずにご相談ください。

相談先は、学校のスクールカウンセラーか、お住まいの地域の教育相談センター(市役所に電話でお問合せすると教えてくれます。)またはこちらで探すこともできます。

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