2017/11/19

あなたは自分の嫌なところがなくなればいいなと思いますか?実はそれ、とても危険なんです。

 

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MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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はこにわサロン東京の吉田です。

いきなりですが、自分ってけっこう腹黒い嫌なヤツだなと思ったことありますか?

毎日ある?

よかった!仲間です。

 

自分の腹黒さに消え去りたくなった中学高校時代。

自分の汚点を忘却するコツを身につけ始めた20代。

今はね、毎日自分の嫌らしさにため息がでるけど、自分の嫌らしさと、自分の誠意が49%対51%ならOKにしています。気持ちが少しだけ楽になりました。

 

光と影

えっ?なんでこの割合?と思いましたか?

だってね、光があれば、影があるでしょう?

この2つはセットなんです。

光が強ければ、影も強くなる。

光が弱くたって、影がなくなるわけじゃない。

だったら、影に居場所を作ってあげることが肝心だと思うのです。

光:影で、光のほうが少しでも勝っていたら、それでOKだと思うのです。

影を減らそう、というのは、むしろ危険なことではないかーと思うのです。

 

影って何なの?

影というのは、自分では受け容れ難いと感じる自分のキタナイ部分や、本当は生きたかったのに生きて来られなかった自分(見捨てられた自分)のことを指します。

たとえば中学生くらいだと、「汚い自分=存在価値のない自分」と思い込みがちです。

大人になると、会社といった自分が所属する組織のためには「やむをえない」ことだと思うようになります。それは、大人の社会性としては大切ですが、やりすぎると自分のこころが死んでしまう危険があります。

 

影って大事なの??

影=ネガティヴだし、いらないでしょ?

なかったら世界平和のためでしょう?

なんて思っていませんか?

でも、そうはいきません。

お話しましたよね。

光あるところには必ず影があるのです。

 

影がないとどうなるの?

『てくてく東海道ぬけまいり』というマンガを読んでいて大発見!

かつて戸塚宿(横浜市戸塚区)と藤沢宿(神奈川県藤沢市)のあいだに、鉄砲宿という宿があったそうです。そのいわれが、ものすごく面白い。

昔このあたりに人の影を食べる大蛇がいた。大蛇はかつては人に飼われていたのだが、飢饉がおきて、飼い主が餌を与えられなくなったときに、身を引いて上流の池に住んでいたのだった。ひもじくなった大蛇は、通りかかる人間の影を食べて命をつないだが、影を食べられた人間は命を落としてしまった。そのため、大蛇はある日、鉄砲打ちに退治されてしまった。鉄砲打ちが大蛇を打ったところが、鉄砲宿、大蛇のいた池が影取池と呼ばれ、今でもその地名が残されている。

藤沢市『影取池と大鋸』

『てくてく東海道ぬけまいり①』P121

 

大蛇が食べたのは影なのに、影を食べられた人間は死んでしまった。

影がなければ、楽で便利なようだけど、影がないと人は生きていけないのだと、昔から考えられてきたのでしょうね。

 

影の居場所を作ること

なくせないなら、居場所を作ってあげることが肝要。

無理に影をなくそう(小さくしよう)としないことが大切です。

(そう、理想は51%対49%です。)

 

言葉のいらない心理療法とは?

でもね、言うは易し行うは難し。

そんなときには、言葉を使わないで表現したり、受け容れられる方法があると、いいんですよね。

なぜって言葉にすると、自分の言葉に傷ついてしまうことがあるでしょう?

でも、言葉にしなければ、その危険を回避できます。

更に、言葉にしないことで、言葉にすると切り捨てられてしまう微妙な、あいまいな、でも大切な気持ちを切り捨てなくてすみます。

いくつかそんな方法がありますよ。

言葉ではなく、イメージを使うカウンセリング方法です。

 

箱庭療法

砂箱の中に、いろいろなフィギュアを置くことで、こころの内を表現します。砂に触れることで子どもの頃を思い出したり、リラックスできる効果があり、またフィギュア類を使うので、表現しやすいともいえます。

箱庭療法についてはこちらの記事もどうぞ

箱庭療法の効果

箱庭療法にできる11のこと

 

絵画療法

絵を描くことを通じて、こころの表現をします。自由に描く方法もあれば、セラピストのほうから「○○を描いてください」とお願いして、描いていただく方法もあります。

 

夢分析

夜眠っている時には、「ねばならぬ」と自分を縛っている自分の「意識」が弱まります。そのため、こころの奥深くにしまわれている願い、怒り、悲しみ、愛、などが、わりとストレートに表現されます。ただし、夢の理解には、夢の文法を理解して、翻訳できないと、夢を活用することはできないんですけどね。

 

まとめ

  • 人は誰でも光と影を持っていますよ。
  • 影がなければいいと思うけれども、影がないと、自分らしく生きることができなくなります。
  • イメージを使うと、影の扱いがすこしばかり楽になります。

 

おまけ・・・光と影といえばこのお二人

 

★あなたの影をたいせつにするカウンセリング

影は目に見えません。目に見えないものを扱うときに、よりどころとなるのがイメージです。はこにわサロン東京では、箱庭療法や絵画療法、夢分析などのイメージを活用した方法で、こころをケアし、育み、自分らしく存分に生きられるよう応援します。

 

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