2017/10/23

「家庭」と「箱庭」の類似点と、器を守るためにすること。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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先日、ある読者の方から、こんなコメントをいただきました。

読者
箱庭って、なんだか家庭に似てますね?

確かに、「はこにわ」と「かてい」は似て感じませんが、漢字で書くとよく似ています!

 

ウィキペディアによれば、家庭とは「家族が生活を共にする場」であるという説明に加え、このような紹介も。

家庭は第二の子宮である。

井上ひさし『吉里吉里人』より

それから

人がそこに戻り、くつろぐことができ、「家にいる」と感じることのできる安らぎをもった「庇護された空間」

オットー・フリードリッヒ・ボルノウ(ドイツの哲学者)

 

読者
箱と家が守りの器で、庭が安心して自由に過ごせる場所という感じがしますね!
セラピストよしだ
そのために、家や箱をしっかり築く必要がありますね!

 

そう、今日は、はこにわサロン東京という箱庭療法の場(器)を築くことについて、考えてみたいと思います。

 

大学院生の頃は藁小屋(!)

大学院で臨床心理士になるための勉強をしていたとき。

院生さんは、みな、大学院付属の相談室で、実際のカウンセリングを受け持たせてもらいます。

料金もいただきます。

セラピストよしだ
責任重大!ちゃんとできるかなぁ・・・

 

この頃のわたしが内心イメージしていた臨床の器はこんな感じ。

なんだか頼りないですよね。

でも、これが、当時のわたしの精一杯。

もちろん、こんなに頼りない様子ではカウンセリングなんてできるはずもない。

というわけで、もちろん、スーパーバイザーの先生や、大学院の先生方が、駆け出しセラピストをがっちりサポートしてくれます。こんな感じ。

二重に守られて、なんとか責任を果たすことができたのでした。

 

スクールカウンセラーとして学校に出向くのは折りたたみテントを持参する感じ?

スクールカウンセラーの多くは(そしてわたしも)曜日によって、違う学校に出かけて行きます。

カウンセラー七つ道具(があるとすると)を持ち運ぶ感じ、というのでしょうか。

 

はこにわサロンの器

はこにわサロン東京は、わたし自身が開室した心理臨床の場です。

年季の入った建物のささやかなスペースですが、安心して大切な胸の内のお話を聴かせていただいたり、箱庭の表現をしていただけるように、こころを砕いています。

箱庭写真

 

でも、最近、こんな風に考えるようになりました。

はこにわサロンにとって、このブログもひとつの器なのではないか、と。

ネット上に公開しているのに、”器”という表現はそぐわないと思われる方もいらっしゃると思います。

でも、それはこういうわけなのです。

 

ブログが果たす役割

大学院も学校(スクールカウンセラー)も、器(場所)の性格は、それぞれすでに決まっていました。

もちろん、臨床の場では、セラピスト自身の個性が出てくるわけですけれども、それは良くも悪くも限定的でした。

でも、はこにわサロンは、物理的なお部屋は存在しますが、その性格や方向性といったものは、わたしたちセラピストが自分で考えて、造っていかなければなりません。

そして、その作業は思いの外、大変な作業であると、しみじみ痛感しているのです。

例えば、このブログが皆様に見ていただける程度の存在に育っていくためには、最低でも100記事が必要なのだそうです。

この100の記事を通して、どのようにサロンの性格をお伝えするのか。

箱庭療法について、どうご紹介したら、わかりやすいのか。

もちろん、読者の皆さんにとっていちばんわかりやすくて親切なのは、はこにわサロンの実際の事例について解説したり、お客様の声をご紹介することだと思います。

でも、はこにわサロンとしては、来室した方々の秘密を守ることが何より大事ですから、それをネット上で公開することはできません。

セラピストよしだ
記事を書いていて、どなたかの顔が思い浮かんだら、その記事はボツです。

ただでさえ遅筆なところが、ますますカメ並みのスローペースに(苦笑)

 

でも、やっぱり、かかる時間はかかる。

そういうものなのではないかな。

きっとね。

読者
家庭も時間をかけて少しずつ作っていきますものね!
セラピストよしだ
本当にそうですね!読者さん、どうもありがとう!

 

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ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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