ちいさなこえを聴く〜その子らしくいられるように〜

 

この記事を書いている人 - WRITER -
MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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はこにわサロンの河村です。

わたしは、(東京の)東急池上線沿線の保育園や学童で巡回心理相談をしています。

そんなご縁で、『街の手帖 池上線 28号(2018年夏号)』に”ちいさなこえを聴く”というエッセイを寄稿しました。

家庭の事情で、過剰適応(無理にしっかりしている)子どもたちについて書いたのですが、そんな最中にも虐待の悲しい事件の報道があり、子どもが子どもらしく生きられる環境についてお伝えしたいと思いました。

 

ちいさなこえを聴く

戦争被害者のために寄付をしている人の、すぐ隣の家の中で、戦争の中で起きているのと同じくらいの人権侵害行為が行われていること。

そこには大抵、BBCの記者はやってこない。戦場カメラマンも来ない。もし、報道されることがあったとしても、「人の家庭のことだから」と、みんな踏み込むことを躊躇してしまう

「河村さんの専門性を出したものを書いて欲しい。」『街の手帖』の編集長からそう言われたとき、子どもの心理のことを書こうと思いました。様々なトピックが考えられるなかで、私が書くべきなのは、やはりこういったことなのではないか、と考えました。

『街の手帖28号夏号』(コトノハ)に寄稿しました。タイトルは「ちいさなこえを聴く」です。

 

愛されている確信があるしあわせ

小津安二郎監督の映画に『東京物語』という作品があります。

時代は終戦後で、尾道から高齢の両親が、東京に住んでいる息子や娘に会いに来ます。しかし、実の息子や娘は、両親を持て余し気味で、温かく接してくれるのは、死んだ次男の嫁である義理の娘だけです。せっかくやって来てくれた両親を、実の息子や娘は熱海に行かせてしまいます。いまよりもずっと移動が困難であった時代のことで、広島の尾道から東京まで、長時間列車に乗ってやって来てくれたにもかかわらずです。

実の息子や娘はひどいなと、この映画を観ているときは思います。しかし、見終わった後に自分の親に対する態度を振り返ってみると、義理の両親には親切にできても、実の両親はぞんざいに扱ってしまう、という人も多いのではないでしょうか。

 

それは、あなたが両親から愛されている証拠です。両親に対してそういった態度をとったとしても、両親は変わらず自分のことを愛してくれているだろうという確信があることは、よく考えると幸せなことです。

『街の手帖』の原稿を読んでいただいたら、こういった心理をさらに理解できることと思います。ぜひ読んでください。

 

はこにわサロン

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ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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