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【子どもとご飯の7つの悩み】好き嫌い、自分で食べない、わがまま、など

 
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外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理士)です。

 

「子どもがご飯を食べません」というご相談があります。

 

せっかく、子どものためにご飯を作っているのに、食べてくれないと、イライラするし、心配になりますよね。

 

子どもの食事のお悩みは、小さいようで実はかなり切実なことが多いです。

 

今日は、7つのお悩みを通じて、子どもの食事について考えてみたいと思います。

①  好き嫌い

②  自分で食べない(食べさせてもらいたがる)

③  食べるのが遅い

④  遊びながら食べる

⑤  食べムラがある

⑥  わがままな態度が見られる

⑦  給食の心配

 

①  好き嫌い

子どもにはバランスのよい食事をさせたい、というのは親共通の願いですが、なかなかそうはいかないことも多いですよね。

 

「にんじんが嫌い」「ピーマンが嫌い」くらいならかわいいもので、「野菜は食べない」とか「野菜しか食べない」のように好き嫌いが多いと心配になると思います。

 

でも、好き嫌いがあって、身体や発達にも影響があるケースって、わたしは出会ったことがないのです。

 

学校の給食の様子を見ていて、食が細いなぁ、嫌いなものが多いなぁ(食べられるもの、ほとんどないねぇ・・・)と心配になってしまうような子どもって、たいてい、クラスに数人いるのですが、元気だし、勉強もするし、友だちもいるし、給食以外困っている様子でもないのですよね。

 

だから、好き嫌いがあっても、大目に見られるといいですね。

 

そのうち食べられるようになるものもたくさんあるでしょうし。

 

好き嫌いを治そうとして食事の時間が辛く悲しいものとして体験されてしまうのは避けたいですね。

お食事、一生しますものね。

 

それから、苦手なものを食べさせる工夫も、ほどほどがいいように思います。

食べやすくする程度ならいいのですが、好きなものに混ぜると、子どもにバレた時に好きなものも食べなくなる危険があります。

 

それから、好き嫌いの中には、お口の中の感覚がとても敏感だから、という場合がしばしばあります。

 

食感やにおいを不快に感じたり、一度魚の骨が口に刺さると怖がって食べられなくなったりする。

または、安心して食べられるものだけを食べようとする。

 

このような場合は、無理強いや練習は避けた方がよいでしょう。(大人でも自分が「苦手なにおい」や「痛み」を練習して克服しよう、なんて思わないでしょう?)

 

食事を苦行にしないためにも。

 

②  自分で食べない(食べさせてもらいたがる)

自分で食べない(食べさせてもらいたがる)子、いますよね。

 

うちの子もそうでした。

子どもの口にご飯を運ぶのは親の仕事だと思っていたのではないかと思います。

ツバメみたいですね(笑)

 

下の兄弟ができて、甘えたくて、食べさせてもらいたい子もいるのではないかと思います。

 

焦らないでいきましょう。

どうせ、やがて、自分で食べるようになります。

 

「うちは王子(姫)だから、特別に食べさせてあげるわ〜」くらいにしておくと、お互い煮詰まらなくていいかもしれません。

 

③  食べるのが遅い

子どもの食べるスピード、個性がありますよね。

 

「急がなくていいから、よく噛んで!」と言いたくなる子。

ゆっくりマイペースに味わう子。

 

子どもの、もともとの「ペース感」とリンクしているように思います。

 

食べるのが遅くい場合は、急かさずにすむよう、食事時間を長めにとれるといいですね。

 

「前菜」と称して、子どもは先に食べ始めさせてもいいし、大人がお茶でも飲みながらお付き合いしてもいい。

 

スプーンやお箸の操作がうまくいかなくて時間がかかるようなら、食べやすい工夫をしてみてもいいかもしれません。

 

スプーンやお箸が上手に使えない・練習したい時、お食事中にやいやい言うと、食事時間が苦しくなるので、指先の練習は遊びの中でをお勧めします。

 

工作(描く、切る、ちぎる、貼る、こねる、つまむ、折る)が一般的ですが、実はお料理のお手伝いもお勧めですよ。レタスをちぎってもらったり、卵を割ってもらったり、かき混ぜる、こねる、団子にするなど、子どもの手先の練習になることがたくさんあります。

 

④  遊びながら食べる

子どもが遊び食べをするのは、食欲がない時や、食事に飽きてきた時が多いのではないでしょうか。

 

無理に食べさせないで、切り上げる方がよさそうです。

 

それから、遊びから食事への切り替えがうまくいかなくて、遊び食べになってしまうこともあると思います。

 

子どもに食卓にきちんとついて食べることを提案しつつ、ダメなら柔軟に。

 

親が言ってもできないのは、子どもの能力やしつけの問題ではなく、時期の問題なのです(子どもは、能力や習慣を自然と獲得する”時期”があるので、その時まで待ってあげるのが得策です)。

 

⑤  食べムラがある

よく食べる日 → うれしい♪

ちっとも食べない日 → ガッカリ・気を揉む。

 

わかります。

 

食べない日が続くと心配になりますが、子どもの機嫌が悪くなければ、しばらく様子を見ましょう。

 

食欲が戻るまでのあいだは、おやつで補いましょう。

 

「おやつばかり食べて、ますます食事が食べられなくなるのでは」と心配になってしまうかもしれませんが、お菓子ではなく、おにぎりとか、野菜スティックとか、蒸したお芋とか、食事に準ずるものを与えている分には心配いらないと思います。

 

⑥  わがままな態度が見られる

好き嫌いとは違う「これが食べたい(これじゃなきゃ食べない)」「これは食べたくない」のような態度に振りまわされてしまうというご相談を受けることがあります。

 

こういう時は、ちょっと注意が必要です。

 

というのは、このように親に無理難題を言ってくるときは、子どもが親にもっと自分のことを見てもらいたがっているサイン、うまく言えないけど助けてSOSであることが多いからです。

 

親が子どもの要求を言葉通りにとらえてしまうと、子どもの本当の願いを外してしまうため、子どもは満たされません。そのため、子どもの要求がエスカレートしていきます。その結果、親には「ただのわがまま・いけない子」に見えてしまう。

 

こういうときは、親がちょっと頭を冷やして、最近の親子関係をふりかえってみましょう。

例えば・・・

✔️  最近、忙しくて、急かしてばかりだったかも

✔️  子どもとゆっくりする時間がとれていないかも

✔️  子どもの話をちゃんと聴いてあげていないかも

✔️  どうしても下の子優先になっていて寂しくさせているかも

✔️  親の方に悩み事があって、心ここに在らずになっていたかも

当てはまること、ありませんでしたか?

もし、あったとしたら、子どもが本当に親に伝えたいのは「寂しいよ。一緒に遊ぼう?わたしのことをもっと見て?」ということなのではないでしょうか。

 

だとすると、やれることは、例えば、こんなこと。

子どもの願いを理解したことを伝える

「最近、一緒にゆっくりしていなかったね。寂しかったよね」のように、子どもの本当の願いを理解したことを伝えましょう。

 

子どもと一緒の時間をつくる

当面は、子どもを(できれば最)優先にしましょう。

 

家事より、仕事より、子ども。

 

なぜなら、子どもの問題行動(わがまま)は、親の愛情でしか解決できないからです。

 

スキンシップを増やし、お互いにほっとできる時間を作りましょう。

 

子どもの甘えを受けとめる

親にわかってもらえると、子どもはいっぱい甘えてくると思います。

 

幼児がえりのような態度が見られるかもしれません。

 

ここは、つきあいましょう。

満足したら、また自分でやるようになるので心配無用です。

 

子どもは、まだ自分の気持ちを上手に言葉で表すことができません。

 

子どもの言葉に応じているのに、子どもが満足しない。ますますうまくいかなくなるときは、子どもの本当の願いは何かを考えてみてくださいね。

 

⑦  給食の心配

幼稚園や学校の給食を、時間内に残さず食べられるかどうか、不安がありますか?

 

あるいは、子どもが給食の時間が苦しいと訴えてきたりしますか?

 

もし、そのようなことがあったら、遠慮しないで、担任の先生に相談しましょう。

 

それでも解決しないときは、上の立場の先生や(スクール)カウンセラーにご相談ください。

 

子どもが、おいしく、楽しく給食を食べられるといいなぁと思います。

 

まとめ

子どもの食事に関するお悩みについて、7つの視点から考えました。

 

お食事は毎日のことなので、思い詰めると苦しくなりがちです。

 

でも、無理にがんばらなくても、数年以内にほとんど自然に解消していきますよ!

 

のんびりいきましょう♪

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外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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