箱庭療法のセラピストが不登校カウンセリングを得意とするわけ

 

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MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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以前は週5日、今も週3日は学校でスクールカウンセラーをしています。

はこにわサロンでは大人のカウンセリングをしているんですけれど、子どものカウンセリング、中でも不登校のカウンセリングが得意です。

セラピストよしだ

というのも、箱庭療法と不登校のカウンセリングには共通点があるからなんです。

 

子どもの不登校相談には言葉だけに頼らないカウンセリングが効果的だから

子どもと、言葉でコミュニケーションをとるのって、案外むずかしいなと思っています。

「何があった」とか事実を話すことはまだしも、自分がどう感じたのかとか、何を考えているのかというのは簡単ではないです。

セラピストよしだ

10歳までは上手に表現できないし、10歳を超えると言葉では表現してくれなくなります。。

特に、スクールカウンセラーに相談しようか、なんていう時には、ことさら、こんな風になります。

ですから、子どもが教えてくれた「一片」の情報で、その子の困りごとの全体像を把握しなくてはならなくなります。

 

例えば、学校をお休みし始めた子、仮に「あおくん」としましょう。

あおくんのが、学校に行きたくない気持ちや、それがなぜか自分でもよくわからずにモヤモヤしている様子を「群盲象を評す」を例にお話ししてみたいと思います。

群盲象を評す(インドの寓話)

6人の盲人が、ゾウに触れることで、それが何だと思うか問われる形になっている。

群盲象を評す 不登校の子どもの訴えから本人の本当の悩みを理解すること

足を触った人は「柱のようです」
尾を触った人は「綱のようです」
鼻を触った人は「木の枝のようです」
耳を触った人は「扇のようです」
腹を触った人は「壁のようです」
牙を触った人は「パイプのようです」と答えた。

それを聞いた王は答えた。「あなた方は皆、正しい。あなた方の話が食い違っているのは、あなた方がゾウの異なる部分を触っているからです。ゾウは、あなた方の言う特徴を、全て備えているのです」

(出典:ウィキペディア)

 

あおくんは、「学校で何か困っているの?」という大人の声かけに、一生懸命お話ししてくれます。

あおくん「となりの席の子がイジワルを言うのがイヤだから学校に行きたくないんだ」

不登校の子どもの悩みを読み解くのに箱庭療法が役に立つ理由

 

あなた「もしかして学校でいじめられているの!?」

子どもの不登校の訴えを読み解くには箱庭療法で培った読み取り力が力を発揮します

 

あおくん「先生に言ったら、二人とも悪いって言われちゃったの。」

 

あなた「先生はいじめがあることを知らないのね!?」

 

あおくん、一生懸命お話ししていますが、親子で理解にズレが生じてきています。

 

あおくん: 学校でも誰もぼくのお話を聞いてくれる人がいないんだよ。(いつもお話を聞いてくれていた保健室の先生が産休に入っちゃったの。)

 

あなた: 学校の先生は誰も、あおが困っていることをわかっていないのね!?

 

あおくん: だから、学校でいつもひとりぼっちなんだ。(本当は、家でもいつも一人ぼっちで寂しいけど、お父さんもお母さんも大事なお仕事で忙しいし、ぼくはもう大きいから、寂しいなんて言っちゃいけない。)

 

あなた: 安心して学校に送り出せない!

ちょっと大げさに説明していますが、こういうことって、よくあります。

あおくんはウソを言っているのでもなく、大げさに言っているのでもない。

一生懸命、自分の気持ちを説明しようとして「となりの子が意地悪する」と話している。

でも、これは全体の一部分。

だから、あおくんが一生懸命お話してくれることを尊重しつつも、あおくんの困り感の全体像はもっと広がりや深さのあるものとして、読み取っていかなくてはいけない。

セラピストよしだ
それが箱庭療法と近しいのです。

 

箱庭療法と不登校カウンセリングの共通点

「箱庭療法」というのは、砂箱の中に、自由にフィギュアを置いて作品を作ることを通じて、心の理解やケアをする心理療法です。

簡単にいうとこんな感じ。

砂箱に

好きなフィギュアを選んで置いていく

砂箱にオリジナルな作品を作る

 

箱庭作品に置かれたフィギュアは、あなたの心のメッセージを表現しています。

例えば、おはじきはよく使われますが、このおはじきは「宝物」かもしれないし「海に打ち上げられたゴミ(重荷)」かもしれない。それとも、あなたが流した涙の数なのかもしれない。この3つ全てを含むのかもしれない。

このようにフィギュアに込められた可能性を、ひとつひとつ丹念に検証していくことで、箱庭作品に込められたメッセージを解読していきます。

 

あおくんのお話も同じです。

● 教室の居心地が落ちてきているな

● 今までは友だちとケンカしても、翌日にはケロッとしていたのにおかしい

● 先生への不満は、もっと見て欲しい気持ちの裏返し?

● おうちではどんな様子なのかな?

● 家でも学校でも、がんばってきて、電池切れかな?

・・・のように可能性を洗い出します。

 

そして、洗い出された可能性をひとつずつ、あおくんにそれとなく確認していきます。

「あおくん、寂しかったんだねぇ。でも、ずっとがんばってきたから、今更“さびしい?”なんて言われても、すぐには”そう”って言えないよね。照れ臭いし、相手が信頼できる人かわからないし。」なんて言いながら、あおくんに投げかけて、本人の表情や、その後の行動を確認していきます。

「読み」が正しければ、あおくんの表情や行動も少しは改善するし、外れていたら改善しないから、次の可能性をチェックしてみよう、となる。

 

そして、物理的な学校の環境よりも、「大人(特にお父さん・お母さん)がとても心配してくれている」という手応えが本人の満足度や安心感をあげて、もう少し学校に登校したり、学校でも頑張れる子になっていくかもしれない。

セラピストよしだ
こんなプロセスを繰り返して、本人が本当に困っていることを見つけ出していきます。それは、言葉だけに頼るのではなく、言葉が運んできたメッセージの全体を、知識と経験と愛情で読み解く作業なのです。

 

そして、このような思いから、はこにわサロンでも不登校の相談会をして見たいと思い立ちました。

1日限定ですが、おひとかた90分でゆっくり時間をとります。

少しでもあなたの心のバリアを下げて欲しいという気持ちから、料金も、いつもの90分1万円から、この日だけ90分3千円にします。ぜひ、この機会に不登校のご相談においでください。

90分間で、お子さんの現状と今後の見通し、今すぐ家でできる対応方法を助言いたします。

 

【4組限定】個別の不登校相談会 *** 12月4日(月曜日)
① 9時〜10時半
② 11時〜12時半
 13時〜14時半
④ 15時〜16時半この90分間で、不登校の経緯や困っていることをお聴きして、ご一緒に以下の3つの大切なことを話し合いましょう。

❶ 子どもの現状理解
❷ 今後の見通し
❸ 具体的な対応方法
場所: はこにわサロン東京のカウンセリングルーム(東京都港区赤坂7-5-34)

通常は初回カウンセリング代として90分で1万円をいただいております。しかし、不登校を解決する第一歩として踏み出したい方のために、日にち限定とはなりますが4組に限り90分を特別価格の3千円でお受けいたします。

お申し込みの際は、(1)お名前、(2)メールアドレス、(3)お電話番号、(4)ご希望の時間と、(5)お子さまの年齢をご記入の上、以下よりお申し込みください。24時間以内にお返事をいたします。

*遠方で、オンラインでのご相談を希望なさる方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。
*小さなお子さんを連れて来られた場合は、お部屋の中で一緒に過ごすことが可能です。事前にご相談ください。


 
 
 
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