アダルトチルドレンのあなたが怒りを親に伝えたら親は変わってくれるのだろうか?

 

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MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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はこにわサロンの吉田です。

夏休みの里帰りなどで、親子関係に悩んでしまった方、少なくないのではないでしょうか。

今日は、最近「自分は機能不全家族で育ったのではないか?」、「わたしはアダルトチルドレンなのではないか?」と気づいた方に向けて、親との付き合い方について書いていきます。

 

大人になって気づいた「うちは機能不全家族」

子どもは、誰もが、自分の家が「当たり前でふつう」だと思っています。

たとえ親が暴力的だったり、ネグレクト気味だったとしても、子どもにとっては「それが普通」。

親に対して批判的な視点が育ってくるのは思春期以降です。

また、機能不全家族の場合は「親>子ども」の支配的な力関係があることもあり、なかなか親に対して批判的にはなれないです。

アダルトチルドレンの怒り

その結果、「親が親らしく振る舞ってくれないのは、自分のせい」自分を責めながら成長する傾向が見られます。

しかし、自分が大人になってみると、親があなたにしてきたことは、「わたしが悪いんじゃなくて、親が悪かったのだ」と客観的に気づくことができるようになります。

でも、それは苦くて残念な気づきです。

 

「親にこの怒りをぶつけたい」という気持ち

このように親が「普通の親」として機能していなかったと気づくと、当然「この気持ち(悲しみや怒り)を親に伝えたい!」という気持ちが湧いてくると思います。

親に抗議すること。

「子どもの頃は、よくわからなくてされるままになってきたけど、もうそんなことはできないよ」と伝えること。

きちんと話たら、親もわかってくれるだろう。

もし、ちゃんと謝ってくれたら、過去のことは水に流してもいい。

そんな風にも思うかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。

本当にあなたの親は、あなたが願っているような反応をしてくれるでしょうか。

アダルトチルドレン親の反応

 

機能不全家族の親はどんな親?

あなたの親は、もしかしてこんな親だったのではありませんか?

 
●力で子どもを支配しようとする

● 子どもは親のものだと思っている

● 親の願い通りでないと受け入れない

● 子どもに無関心

● 悪いことは子どものせい

 
このような子育てで、20年以上にわたりあなたを傷つけてきたのだとしたら、本当に残念ですが、あなたの訴え(怒り)は親には届かない可能性が高いでしょう。

 

ちゃんと聞いてもらえなかったり、「悪かった」と涙を流して謝ってくれてもその場限りだったり。

逆ギレされてしまうこともあるかもしれません。

アダルトチルドレン親への怒り

 

”機能不全家族の親”とのつきあい方は?

このように、あなたを苦しめたことを理解・反省できないのが機能不全家族の親なのです。

親自身が、同じような育て方をされてきたからかもしれません(世代間連鎖といいます)。

あるいは単純に、共感したり、育んだりする力が足りなかったのかもしれません。

いずれにせよ、子どもであるあなたが、親を変えることは残念ながら非常に困難です。(唯一の方法は、親が自分で、自分を変えたいと願い、努力し続ける時だけです。)

アダルトチルドレン親とのつきあい方

では、あなたを傷つけてきた親と、これからどのようにつきあっていけばよいのでしょうか。

 

心理的・物理的に親と距離をとること

まずは、物理的に親との距離をとりましょう。

同居している場合は、別居して世帯・経済の自立をすることをお勧めします。

別居の場合はすでにかなり距離が取れていて、同居の頃より格段に生きやすく感じておられるのではないでしょうか。

ただ、別居でも頻繁なやりとり(メール、SNS、電話などその手段に関わらず)で、自分は距離をとりたくても親にはその気がないこともあるだろうと思います。

仕事や学業で「忙しい」ことを理由に疎遠にしていくのがよいかもしれません。

アダルトチルドレン親との距離の取り方

精神的にも経済的にも、親と関わらないで生きられる手応えを掴むことは、あなたを自由にするでしょう。

ですから、親からの精神的・経済的な「お願い(お世話)」は引き受けなくて住むように、必要な手立てを講じましょう。(必要なら積極的に公的な支援を活用しましょう。)

 

親孝行な子どもとは?

あなたが、精神的・経済的にしっかり自立してしあわせに生きていくことが最高の親孝行なのです。

残念ながら、それが親には理解できないかもしれませんが。

(そして、それはとても寂しいことではありますが・・・)

アダルトチルドレン親からの自立が親孝行

 

アダルトチルドレンでも自分らしく生きられるように

人間は社会的な生き物なので、生まれてから最初の十数年間の不適切な養育はあなたに大きなハンディをもたらしてしまったと思います。

それは本当に残念なことです。

でも人生の残りの80年をどう生きるのか、それを決めるのはあなたですもの。

親子関係を見直し、必要な手立て(距離をとるなど)をとって、自分らしく生きて生きましょうよ!

 

はこにわサロン東京

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ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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