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身体表現性障害とは自覚できないこころのSOSが身体症状となって生じること

 
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MichikoYoshida
外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理師)です。

 

体調不良が続いていて、病院に行ったんですけど、異常はないと言われました。
でも、症状が続いていて、心配です。

このように、身体に異常はないのに、痛みや不快感が続く時は
身体表現性障害かもしれませんね。

 

身体表現性障害とは?

身体表現性障害というのは、身体症状があって病院に行って相談・検査をしても異常が見つからず、しかしながら症状が続いていてつらかったり、生活に支障が出てしまう状態です。

 

身体表現性障害の身体症状にはどのようなものがある?

例えば、このようなものがあると言われます。

 

✔️ 腹痛(下痢・便秘)

✔️ 頭痛

✔️ 身体の痛み

✔️ めまい・動悸・しびれ

✔️ 胃痛・むかむか・胸が苦しい

✔️ 息が苦しい・喉が詰まる など

 

よく出会うのは、不登校のお子さんが腹痛などを訴えるケースです。本人は本当に痛くて、毎朝、脂汗を滲ませて痛がるのに、検査をしても異常が見つからないこと、いったん痛みが引くと元気に過ごせることから「仮病なの?」と誤解されてしまうこともあります。

 

また、大人の場合は、本人にさして思い当たる要因・ストレスがないことも多く(じっくり丁寧に聴き取ると、要因やストレスはあるが我慢していた・諦めていた・認めたくなかったと分かることも多いのですが)、医療機関に対して不信感を抱いたり、「誰もわかってくれない」と孤独を感じてしまうこともあります。

 

こう感じるのは「むしろ自然」ですけど、二次障害化してしまうとより治りにくくなるので、早めに安心・信頼できる相談先を見つけるのが大事です。

 

心身症との違い

ストレスやこころの悩みが身体に出るというと「心身症」を思い浮かべる方もおられると思います。

違いは、身体症状が診断されるかどうかにあります。

よく言われるものに、気管支喘息、胃潰瘍、過敏性腸炎、偏頭痛、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、円形脱毛症、腰痛などがあり、本当に全身・さまざまです。

 

身体表現性障害の治療

身体表現性障害の治療には、大きく3つのアプローチがあり、上手に組み合わせることが望ましいです。

 

(1) お薬の助けを借りる

身体症状のベースに強い不安感や焦燥感などがあるときは、お薬の助けを借りてそれらを和らげると、症状が緩和することがあるようです。

 

「精神科のお薬は絶対にイヤ!」と感じる時は無理にお勧めはしませんが、治療の初期に助けてもらうという手もあるかなーと思います。

 

(2)カウンセリングで痛みの元と向き合いケアする

ストレスや悩み、傷つきなどが身体化するのは、我慢強い方に多いです。

 

また、身近に信頼できる相談者がいなかったり、「相談=弱音を吐くことはだめだよ」と言われてしまうために誰にも相談できなかったりするようです。

 

でも、ここはなんとしても「身体に悲鳴を上げさせている、こころの叫び」に耳を傾けなければなりません。

 

そのため、専門家に聴いてもらうカウンセリングがとても大切になるのです。

 

身体表現性障害のカウンセリングはこのようなペースで進みます。

 

最初のうちは、自分が悩んでいることに気づかない・思い当たることがない、というのが身体表現性障害の特徴です。

 

ですので、その構造を理解している専門家と繋がることはとても大切です。

 

構造を理解しているカウンセラーと対話することで、少しずつ、ご自分では気づけなかったもやもやに気づきます。

 

そして、そのもやもやの正体(切り離したり、蓋をしてきた感情)を理解していき、言葉にしていきます。

 

その言葉を、しっかりと受けとめてもらうことも、とても大切です。

 

こうして、ご自分の感情につながることや、日常的にストレスケアをする方法・信頼できる相談相手を見出していくことなどを検討して、ご自分でできるようになると、身体症状が消失していきます。

 

(3)セルフケア

カウンセリングを受けるプロセスで、獲得していけるとよいのは、ご自分でご自分のケアをする(セルフケア)の習慣です。

 

✔️ 生活リズムを取り戻すこと

✔️ おいしく食事ができること

✔️ インターネット(電子機器)から離れる時間を持つこと

✔️ ストレッチやウォーキングなど身体を動かす習慣をつけること

✔️ 好きなことをする時間を持つこと

 

このようなセルフケアを、少しずつ、続けていくことで、自分とつながる感覚と、自分で自分をケアする手応えを獲得することはとても大切です。

 

ご自分で調べてもいいですし、カウンセラーと話し合ってもいいですよ。

 

まとめ

身体表現性障害は、身体に不調な症状があるのに、検査をしても異常が認められず、ストレスやこころの辛さが身体化している状態です。

 

ご自分のストレスや感情、悩みに、自分では気づけないくらいしっかり蓋をしてしまった結果、こころのSOSが身体化して生じているのです。

 

治療には、①お薬、②カウンセリング、③セルフケアがあり、これらを上手に組み合わせることが大切です。

 

身体表現性障害に向き合い、解消していくのは、ご自分の人生を取り戻すことに他なりません。

どうぞ、お早めにご相談くださいね。

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MichikoYoshida
外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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