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思い出したくないイヤな記憶の無限再生を止めるには?6つの対処方法を紹介

 
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外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理師)です。

 

先日「嫌な思い出がよみがえって苦しい」というお話を聞きました。

 

それ、わたしもあります。

 

すごく苦しいですよね!

 

このお悩みは以前から折りにふれて質問されることであり、自分も苦しい実感があったので、ここ1〜2年、検討と工夫を重ねてきました。

 

今日は、そこで見出した6つの対処法についてご紹介していきます。

 

最初に確認して欲しいこと

まず最初に確認したいこと。

それは、再生される「嫌なこと」はいつのことか?という点です。

 

というのも、もしそれが、「昨日」「今日」の出来事であったとすると、嫌なことがあって心身が痛みを感じているステージであるということ。

 

不快かもしれないけど、痛みは次第に和らぐものなので、そう思って、痛みを受け入れてみてほしいんです。だって、「嫌なことがある→思い出すと苦しい」はこころの自然な反応だから。

 

さて、再生される「嫌なこと」が過去のことである場合は、これからご紹介する6つの方法を試してくださいね。

 

でも、その前に、嫌な記憶が再生される理由を確認してみましょう。

 

嫌な記憶が再生されるのはなぜ?

昔の嫌なことが再生されるのはなぜでしょう?

 

それは、

①  今後に備えて反省点を見出そうとする脳の働き

または

② 未消化なので紹介したいと願うこころの働き

なのではないか。

 

主観的には「いやな気持ち・つらい気持ちになるから、やめたいよ」と思うけど、脳やこころは、独立した”機関”として、あなたを守ろうとしているのですよね。

 

だから、「いや」だけど「悪いものじゃない」ということだけは、理解しておけるといいですね。

 

では、具体的な対処法をご紹介していきましょう。

 

いやな記憶の無限再生が起きたときの6つの対処方法

【1】身体の緊張をほぐす

人は、嫌な気持ちになっているとき、身体にも強張りが生じていますよ。

 

ご自分の身体の緊張を確認してみてください。

 

そうして、意識的に緩めていきましょう。

 

①首を前後、左右に軽くストレッチしてみる。それからゆっくりと回してみましょう。

 

②肩をぐるぐる、回してみましょう。

 

③腕を付け根からぐるぐる。

 

④両手を組んで、ググ〜っと背伸び。骨と骨の間に隙間を作る気持ちで。

 

⑤手首と足首をぶらぶらっとふってみる。

 

⑥身体を横に倒して側筋を伸ばそう。

 

⑦アキレス腱も伸ばしてみよう。

 

⑧手のひらを指圧するのもいい。

 

⑨同様に、頭やこめかみを指圧したり、肩・腰をやさしくマッサージ。

 

 

ぜひ、やってみてくださいね!

 

【2】ゆっくり腹式呼吸

人は嫌な気持ち、不安な気持ちの時に呼吸を止めていたり、浅くなっていたりします。(本当です)。

 

腹式呼吸(おへそで呼吸する)ができるといいのですが、「よくわからない」という方は、こうしてみてください。

 

肩幅に立って足裏からゆっくり息を吸います。

 

空気をゆっくり持ち上げていき、頭のてっぺんまで届いたら、ゆっくり下ろしていきましょう。

 

足の裏から吐き出します

 

 

ただね、不安なときの呼吸って案外難しいんです。

うまくできなくて過呼吸になってしまうのは避けたい。

 

うまくできない、頭がぼーっとするなと思ったら、「大きく吐く」を意識してください。

 

ため息でもいいですよ。

思い切り「あ〜〜〜あ!」とため息ついてみましょう。

 

【3】目の前のことに集中・同化する

いま、何かしていますか?

例えば、ごはんを食べていたり。

たいくつな授業または会議中だったり。

またはお料理やお皿洗い中?

歩いている時?(運転中!?)

 

意識を「今していること」に全集中してみましょう。

五感を働かせて、ゆっくり味わうとか、いま目にしているものに”同化”してみる。

 

例えば、青空と自分を。

お皿を洗っていたら、洗われているお皿は気持ちいいかな、と考えてみたり。

水の感触に集中してみたり。

 

 

脳やこころのアイドリングを止めて、今に集中してみてくださいね。

 

【4】自分をねぎらう

嫌な思い出の無限脳内再生は、脳やこころが「自分を助けよう」として生じること。

 

実際は逆効果なんですけれども。

 

あれと同じです。

子どものお手伝い。

 

 

うまくいかないかもしれないけど、一生懸命やっている。

 

そう考えると、イライラするより、苦笑しつつも感謝して受け入れるの気持ちになりませんか?

 

それからもう一つ。

 

今の自分を将来の自分の視点で眺めてみませんか?

(例えば、1年後の自分は、今の自分になんというだろう?)

 

きっと、「いろいろあるけど、よくがんばってて、エライよ!」と言ってくれるのではないでしょうか。

 

同じように、失敗した過去は、責めるよりねぎらい、いたわれたらいいですよね。

 

【5】笑う(感情表現する)

嫌な思い出なんだけど、あえて、自分で自分を笑ってみませんか?

 

で、笑い飛ばして終わることもるけど、たぶん、悲しくなって涙が出たり、怒りが湧いてくることがあると思います。

それでいいのです。

 

我慢しないで、表出させてあげましょう。

そうすることで消化され、すっきりすることもある。

 

そこまでいかなくても、感情表現することは心身の柔軟性を取り戻すことです。

 

【6】自分のオリジナル「救急箱」を持っておこう

5つの対処法を紹介しましたが、これらを参考にしてぜひ、ご自分だけのオリジナル救急方法を持っておきましょう。

わたしはね、ものすごくスローな「スケーターズワルツ」を脳内再生しながら身体の緊張を緩めたり呼吸を整えたりします。

 

それと、最近のヒットは、全身運動で、空中に文字を書くの。

「あ」「い」「う」「え」「お」と書いたり、「あ」「ほ」「う」と自分にツッコミを入れたりします(笑)

面白そう、と思ったら、試してみてくださいね。

(人のいないところでね)

 

もうひとつ大切なこと〜日頃の生活を整える

ところで、ここでご紹介した6つのことは、実はそもそも、その日の体調・コンディションに左右されることがあると思います。

 

●  生活リズムが乱れていませんか?

●  夜はよく眠れていますか?

●  ごはんは美味しく食べられますか?

●  ほどよく身体を動かしていますか?

 

どうぞ、いま一度ふりかえって、整えていってくださいね。

 

まとめと参考記事

思い出したくない記憶の無限再生を止めるための6つの対処方法を紹介してきました。

 

記事を参考に、ご自分だけのよい対処方法を編み出してくださいね。

 

こちらの記事も参考にしてください。

 

●忘れられないのはトラウマ?その場合はケアが必要です。

 

●気にしすぎをなんとかしたい時

 

●傷つきをケアする方法

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外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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