はこにわサロンまで続く道【その3】〜英語が好き!
東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理師)です。
『大草原の小さな家』や『ツバメ号とアマゾン号』で、外国に行く気まんまんのわたし。
中学生になって英語を勉強することをとても楽しみにしていました。
が・・・
ちょっとYA~SANみたいな英語の先生が、ドラ声で、お決まりの”アイ・ハヴ・ア・ペーン”
大文字と小文字の説明に単語テスト。三単元のSとか。
あまり楽しくない・・・。
あっという間に、劣等生となりました。
授業はいつも、ぽかーーーん*当てられても答えがわからなくて苦痛。
でも、なんとなく自分の中では「わたしは英語が得意なはずだ」という思い込みがある。
「先生の授業がつまらないだけ」(M先生、ごめんなさい、汗)
今日は、どうやって英語を勉強したかをお話してみたいと思います。
英語の勉強方法[その1]SMM式勉強法
S=スーパー
M=ミコ
M=メソッド(笑)
すみません、ふざけました。
つまりは、丸覚え勉強法です。
中2の(たぶん)期末テストでひらめきました。
「そうだ、試験範囲の文章を、丸暗記して、書けるようにしよう。」
これが効きました。
成績は急上昇。
一気に得意科目となりました♫
英語の勉強方法[その2]英語の音楽で覚える
テニス部あこがれのO先輩に「好きな音楽は何ですか?」と聞いたところ、返って来た答えは「ABBA」
なけなしのお小遣いを持ってご近所のレコード屋さん(!)に走りました。
先輩が教えてくれた楽曲は”Voulez-vous”で、たしかB面に”Thank you for the music”が入っていました。
レコードには、英語の歌詞はついているけど、和訳がついていませんでした。
それで、辞書を片手に訳す。
今から思えば笑っちゃうような訳です。
音楽のためにありがとう。
わたしがうたっている歌たち。
彼らがもたらしてくれる喜びにありがとう。
だれもそれなしに生きることはできない。
わたしは真正直にたずねる。
人生はどうなるだろう。
歌やダンスがなかったら。
わたしたちは誰?
だから、わたしは言う。
音楽のためにありがとう。(和訳:中学生のときのわたし)
学校で習わなくても、歌でそのまま覚えていく。
最初は変な訳だけど、なんとなく意味もわかって唄えるようになる。
英語が楽しくなってきました。
先輩からお勧めされた曲がABBAでよかったにゃ。
英語の勉強方法[その3]ペンフレンドをつくる
むかしむかし。
郵便局で、外国のペンフレンドを紹介してもらえたのをご存知ですか?
冷房と冷水機めあてにたむろっていた郵便局に、そのポスターはありました。
何人かメンバーをつのり、相手の国、性別、年齢の希望を出すと、紹介してくれるのです。
わたしが選んだのは、スコットランド。
なぜか〜?
なんとなく、『キャンディ・キャンディ』の王子様アンソニーが住んでいたから(たぶん)。
エイプリル、という名の13歳の女の子と、文通しました。
中学生の英語力では、2〜3回やりとりすると、もう書けることがなくなっちゃうんですけども。
そして、エイプリルの文字が読みにくいこともあって、意味も全部はわからないけれども。
それでも海外から届くエアメールは本当にうれしかった!
わたしは当時、スコットランドという国があるのだと思っていたのです。
イギリスが、スコットランドやウェールズを合わせた連合国だということを知り、同じ地続きなのに!と驚きました。
外国が、すこしだけリアルなものとして、感じられたのでした。
思い込みって大事だなと思う
わたしの中学時代は、グレーーでした。
中学校も荒れていたのでね。
お勉強も、さっぱり。
でも、「わたしは将来、外国に行くし、英語はぜったいに得意なはずだ」という勝手な思い込みが、わたし自身を救ったなぁと思います。
英語の先生がおっさんだったのもよかったのかなぁ。
かっこいい先生だのに、苦手だったら、あきらめていたかな。(M先生ごめんなさい、汗)
結果としては、誰に教わらなくても、自分で勉強すればいいのだ、という得難い気づきを得られたのだと思います。
すっかり英語マスター気分だにゃ。
世の中そんなに甘くないにゃ。
そう、田舎の中学校で英語が得意なんて、広い世界に出たらなんでもないのです。
それは、また次のお話。