【カウンセリングルームのご紹介】はこにわキルトに込めた願い
東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理師)です。
はこにわサロンのお部屋が少し変わりましたので、ご紹介しますね。
入り口のリース
はこにわサロンが入っているマンションは、廊下が長いので、少しでも目印になれば、とリースを飾っています。
ずっと夏仕様だったのですが、秋らしいリースを見つけたので、掛け替えました。
冬のリースも素敵なんですよ。(お楽しみに♪)
入り口のイス
玄関に、イスを入れました。
スリッパに履き替える時に、ちょっと座っていただけたらなと思います。
写真の一番左に写っているのは、傘立てです。
スリッパは、男性の方にブルーのスリッパ、女性の方に黄色のスリッパをお出ししています。
いくつか選んでいただけるくらい置きたいのですが、なかなか気にいるスリッパがなくて・・・。見つかったら、増やしていきます。
イスの上を見ていただくと、コート掛けがあります。
昨冬までは、お部屋の中にコートをかけていただいていましたが、今年からは、スリッパの履き替えの時にコートも脱いでいただけます。
はこにわキルト
このキルトは、はこにわ3周年に佐藤安芸子さん(カナダ在住のキルト作家さん)にお願いして作っていただきました。(リンク先のインスタに、はこにわキルトの制作過程も♡)
このキルトを作っていただいて、はこにわのお部屋がようやく、落ち着けたように感じているんですけど、それはこんな理由からです。
わたしは、子どもの頃に読んだ本の影響で、自分がいつか独立するときには、何もかも新しく揃えるのではなくて、自分の古巣から何か、また人生の先輩から何か譲ってもらったものを何か、それから手作りのものを何か揃えたい、と思っていました。
これは、何かひとつの本に書いてあったわけではなくて、いくつかの本から得た、わたしの勝手なルールなんですけど。
『赤毛のアン』が夢の家に住むときに、マリラやリンド夫人から手作りのキルトやマットをもらったように。(アンはこころの友でしたから!)
桐島洋子さんが初めてのひとり暮らしのときに、お母さんから年季の入った鉄のフライパンを譲り受けたように。
結婚式のsomething four (新しいもの、古いもの、借りたもの、青いものを身につけると幸せになれるというジンクス)じゃないけれど、新しいスタートをきるときに、何もかもが新しいピッカピカより、古いものを譲ってもらったり、誰かに助けてもらったりすると、心強い感じがすると思ったのですね。
わたしは、いつか自分の箱庭を持つ日のために・・・と箱庭療法のフィギュアはちょこちょこ集めていたんです。
でも、カウンセリングルームの開室まではイメージしていなかったので、急いで家具を買い揃えて(限られた予算で!)始めたため、じっくり好みのものを選ぶ、とか、手間暇をかけるということができませんでした。
それが、どこかこころに引っかかっていたと思います。
ですので、今回こうして、はこにわサロンと刺繍の入ったキルトを作っていただくことができて、ようやくちょっとホッとした気持ちになれました。
丁寧に手作りされたものがあると、お部屋に温かさが宿るように感じます。
こころと向き合う作業にエール
それから、手仕事って、こころの作業と通底する部分があると思うのです。
自分のペースでコツコツと作業をしていく。
だから、はこにわキルトはクライアントさんへのエールでもあります。
古くて小さなカウンセリングルームですが、居心地よく過ごしていただけるように、これからも手を入れていけたらいいなと思っています。どうぞよろしくお願いします。