東京・青山の心理カウンセリングルーム 月金土開室 女性の臨床心理士在中

HSPや発達障害は脳の多様性

「もしかしてHSP?」と思ったら要チェック【間違いやすい5つのこと】

 
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MichikoYoshida
外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理師)です。

 

ひといちばい敏感な方(HSP)が知られるようになってきました。

 

「わたしはHSPなのかもしれない」と思ってご相談に来てくださるかたも増えましたが、なかには他の理解やケアが必要だと思う方もいらっしゃいます。

 

今日は、まちがえやすい5つのことについてお話します。

 

HSPと間違えやすい5つのこと

① 心因反応

② ストレス

③ 抑うつ

④ アダルトチルドレン

⑤ 発達障害

 

心因反応

ささいなことにも傷つきやすくて、こころが敏感。

そうおっしゃる方のなかに少なくないのが心因反応の方です。

 

心因反応というのは、何かとても辛いことを体験したときに、こころが「つらいよ」と反応することで、健康なこころの反応です。

 

たとえば

いじめやハラスメント

ショックを受けたできごと

不運なできごと

大切な人との別れ

このような傷つき体験やショックを受けることがあると、誰でも敏感になるものです。

 

「HSPかも?」と思ったら、まずは「最近、上記のような出来事がなかったかな?」と振り返ってみてください。

 

「あった」かたは、こんなことを試してみてください。

○ できごとをふりかえる

○ 信頼できる人に相談する

○ 対応策を考える

○ 生活を見直して、ゆっくり休息する

○ 気分転換をする

こころが傷つきから回復すると、敏感さも和らいでいきますよ。

 

大切な人を失ったあなたへ

 

ストレス

「HSPかもしれません」とおっしゃる方のなかには、長期にわたってストレスフルな状況におかれていた方もいらっしゃいます。

 

お仕事が忙しすぎてはいませんか?

 

残業時間が多かったり、仕事を家に持ち帰っていませんか?

 

生活環境や対人関係でいつも我慢を強いられていませんか?

 

ストレスは、誰もが少なからず感じていて、折り合って生きていくものではあります。

 

だからといって、あきらめてしまったり、放置してしまうと、思いのほかこころを蝕むものです。

 

○ 自分がストレスに感じることは何か?

 

○ ストレスを軽減するためにできることはありませんか?

 

小さな工夫でもよいのです。

ストレスを軽くする・解放される時間を作ってください。

 

自分で、自分のために何かすること(自律性をとりもどすこと)が大切です。

 

抑うつ

最近、なんでもないときに涙が出てくる。

ほんとうに些細なことにひどく傷ついて、眠れないほど悩んでしまう。

いつも不安でびくびくしてしまう。

 

もしや、他に、こんな症状もありませんか?

何もやる気が出ない

食欲がない・体重が減った

夜眠れない

集中できない

なにも決められない

死にたい気持ちになる

 

もし当てはまったら、HSPではなくて、抑うつ状態である可能性があります。

 

できるだけ早く、医療機関の受診・お医者様に相談しましょう。

対応が遅れると、重篤化する危険もあります。

 

アダルトチルドレン

 

場の空気を敏感に読む。

微妙な表情・気持ちの変化を察知する。

対人不安が強い。

 

 

このようなHSPの特性は、アダルトチルドレンの特性とも一致します。

 

アダルトチルドレンとは、「機能不全家族」といって、適切な子育て環境で育つことができなかったことで、傷つきやすさや自己肯定感のなさに苦しむことをいいます。

(詳しくはこちらに書いているので、ご参考まで。)

 

このような場合は、親子関係の見直しや、ご自分の育て直しが必要なこともあります。

 

この見直しなしには、敏感さからくる不適応感は改善しないことも多いので、気をつけてくださいね。

 

発達障害

 

小さなことが気になってしまう。

匂いや光、音などに敏感。

 

これらは、もしかすると発達障害によるかもしれません。

 

発達障害はHSPと同じ、脳の多様性だと考えられています。

 

でも、やはり、別の理解や対応が必要なことも多いです。

 

発達障害は、グラデーションで考えるため、発達障害と診断されなくても、その傾向を持つ方は多いです。

 

(発達障害の理解については、以下を参考にしてくださいね。)

 

発達障害(薄めさんを含む)の方は、学校生活や社会生活で、周りとうまくいかなかったり、うまくやっていくために無理な努力を重ねてきた方が少なくありません。

 

その結果、敏感さや不適応感が増してしまうことがあります。

 

それが、HSPの特性と一致するため、HSPに当てはまって感じられるのです。

 

発達障害は百人いたら百通りの出かたをします。

 

得意なこと、苦手なことを把握して、カバーする手立てを考えることで生きやすくなります。

 

まとめ

HSP(ひといちばい敏感な人)と似ているけれど、違う理解や対応が必要なこと(5つ)について書きました。

 

心因反応

ストレス

抑うつ

アダルトチルドレン

発達障害

 

似ているけれど、それぞれ違う理由がらあり、違う対応が必要です。

 

とくに、抑うつは早めの医療支援が必要なので、注意してください。

 

HSP理解の一助にしてくださいね。

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MichikoYoshida
外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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