【うつ】9つのチェックリスト(医師の診断基準をもとに作成)
東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理師)です。
この記事では、抑うつの9つのサインについてお話します。
以下の9つの症状のうち5つ以上が、2週間以上続いている場合は、医療機関の受診を検討してくださいね。
(このチェックリストは医師の診断基準に基づいて作成しています。)
① 抑うつ気分
一日中、憂うつな気分や悲しみを感じる。
② 興味や喜びの喪失
ほとんどすべての活動に対して興味を失い、楽しめなくなる。
③ 体重や食欲の変化
食欲減退、または過食傾向にあり、体重の増減がある。
④ 睡眠の問題
不眠(寝付けない、途中で目が覚める)または過眠(寝すぎる)。
⑤ 精神運動の変化
動作が異常に遅くなったり、逆に落ち着きなく動き回る。
⑥ エネルギーの低下や疲労感
些細な活動でも極端に疲れると感じる。
⑦ 自己評価の低下または過剰な罪悪感
「自分は役に立たない」「自分のせいでこうなった」といった自己否定や不適切な罪悪感が増す。
⑧ 思考や集中力の低下
物事を決めるのが困難になったり、集中力が著しく低下する。
⑨ 希死念慮
消えてしまいたい気持ちが強まる。
まとめ
うつは「こころの風邪」と言われることがありますが、「疲労骨折」という方が実情をとらえています。
風邪は「予防しにくい部分」や「運の要素」もありますが、疲労骨折は長期間の負荷や無理が積み重なって発生するからです。
チェックリストにひとつでも当てはまった方は、どうぞこの機会にご自分の生活を振り返り、ストレスやプレッシャーを整理する、休養をとり、自分の心身を労わる生活習慣を始めてください。
小さな工夫が大きな成果を生みますよ。