2017/10/23

春の嵐に学ぶ・思春期の中学生の心理

 

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MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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はこにわサロン東京の吉田です。

 

昨夜は風雨の強い嵐の夜でした。

みなさま、眠れましたか?

毎年この時期に、荒れた天気になるたびに、わたしは思春期の子どもと重ね合わせてしまいます。

暖かでうららかな日和が長続きせず、冬に逆戻りしたり、急に夏日になったかと思えば、嵐。カミナリや雹になることもありますよね。

春の不安定なお天気を迎える度に、そうそう、順調に大人になることなんてできないよね!と納得してしまいます。

 

春のお天気は思春期のこどもの心理と似ている

もう子どもじゃない自分と、まだまだ子どもの自分が、ひとりの人間の中でせめぎ合い、自分の中には収まりきらずに、イライラ。爆発。途方に暮れて無気力になってしまったり。

あるいは、子ども時代が終わりを告げることに、ものすごく悲しくなってしまったり。

早く大人になりたいと思ったり、大人なんてキタナイ、キライだと思ったり。

忙しい。

 

でも、季節は着実に夏に向かって進んでいく。

子どもの成長も同じです。

そう思うと、すこしはあきらめがついて、しばしお付き合いしようかな、と思えるでしょうか。

 

思春期の嵐から子どもを守る方法

そうはいっても、あまりの嵐の激しさに、迷子になりそうな時もあります。

そんなときに、道しるべになるのが、大人が設ける壁・柵(あるいは規則・ルール)ではないかと思います。

 

小学校・中学校・高校・大学とあるなかで、中学校は突出して細かいルールが多くて管理的です。それはなぜかというと、思春期の嵐で迷子を出さないためなのではないか?とわたしは思っています。

 

「人はなんで生きるんだろう?」と深く悩むよりも、「なんで制服なんか着なきゃいけないんだろう?」と悩むほうが、「安全」なのです。先生とスカート丈のことでぶつかる。保護者とスマホを何時まで使うかでぶつかる。生活のルールをめぐって大人(壁)とぶつかることで、壁のむこうに迷い出なくて済むのです。

 

これだけはしないでほしいこと

この時期、ささいなことで大人に喰ってかかってくる子どもは本当に「面倒」ですけれども、この面倒なことに、どうぞ無関心にならないで、相手をしてあげてください。それが、思春期の嵐を子どもが無事に越えていくための大事なことです。

ささいなことだと思って無視すると、大人の関心をひくために、子どもはもっと大きなことで気をひこうとするでしょう。「ほんとうに面倒くさい」ことをするのですが、こうすることで、子どもは本能的に、思春期の航海をなんとか無事に乗り切ろうとしているのです。

 

思春期が不登校のきっかけとになるのはこんな場合

  • 大人からの適切な関心・守りが得られなくて不安が強くなる子
  • 制服やスマホなどという表面的なことでは悩めずに、「勉強することに意義があるのか?」「なぜ大人にならなければいけないんだろう?」「自分は何のために生きているんだろう?」と悩みが本質的な方向に深まっていく場合
  • 子ども時代が終わることに強い惜別を感じる子
  • 大人になることに強い拒否感がある子
  • いろいろ悩みすぎて、燃え尽き状態になってしまう子
  • どうしてよいかわからなくて無気力になってしまう子

思春期・中学生にとって不登校という状態が誰にとっても起こりえるのだと、あらためて感じさせられます。(不登校の理解・対応についてはこちらにまとめました。)

 

親だって生身の人間・・・もう無理!と思ったら

春の勢いを持った子どもとぶつかる大人もたいへんです。大人の方がぼろぼろになることも・・・。

そんなときは、同じ体験をしている親友だちと愚痴を言って、ガス抜きしてくださいね。

それだけじゃ足りない!と思ったお父さん・お母さん。カウンセラーは100%傾聴で愚痴に耳をかたむけ、ご苦労をねぎらい、そして子どもの航海の見通しをお知らせすることができますよ。学校や地域の教育センターには無料のカウンセリングもあると思います。上手に利用して、嵐を乗りきりましょう!

もちろん、はこにわサロンでも。

 

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