【臨床心理士・公認心理師の開業】ブログ記事の書き方を具体的に解説!
東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理師)です。(オンラインカウンセリング・電話カウンセリング受付中)
臨床心理士・公認心理士が開業するにあたって作るホームページには、ブログ記事がとても重要な役割を果たすのだということをこちらでお話しました。
今日は、ブログ記事の具体的な書き方をご説明します。
(ブログ記事の制作にはWordPressを使います)
【確認】ブログ記事の役割とは
開業カウンセリングルームのブログ記事には大きく2つの役割があります。
■カウンセラーの人となりを伝える
まず大切なのは扱っている相談内容が何かを伝えることです。
わたしは最初「カウンセリングルームという看板があれば、悩んでいる人が来てくれる」と思っていました。逆に言えば、どんな人でも相談に来てくれたら引き受けるつもり、でもありました。
でも、カウンセリングルームに興味を持つ人は、「今切実に困っていて必ず助けが欲しい」とか「人に相談するのがとても怖い・信頼できる人はいるだろうか?」のようにカウンセリングに対しての期待と不安を持っていて、それに対して少しでも信頼できると思うところを選びます。
ですから、「何でもご相談ください」とか、疾患名の羅列だけでは、無名の臨床心理士・公認心理師は選ばれにくいでしょう。
ですから、例えば「発達障害の相談を扱いたい」と思うなら、発達障害について「わたしはこのように考えて臨床を行なっているんですよ」ということをお伝えしてあげる必要があるのです。
ブログ記事の方向性を決める
カウンセリングルームで、例えば「発達障害」を扱うとしたとき、発達障害についてのブログ記事を書いていくわけですが、書くときに大切なことがあります。
それは、ブログ記事を読む読者(クライアント候補)がどんな人かを想像しながらブログ記事の方向性を決めること。
例えば「発達障害」といっても
■小1の子どもが「授業中に落ち着きがない」と言われて不安になったお母さん
■電話応対ができない、ミスが多いと困っている新生社会人、など
誰が、どう悩んでいるのか、によってブログ記事の内容が異なりますよね。
そして、この読者の悩みを具体的に想像できるほどに、キーワード設定がしやすくなります。
【コラム】ブログ記事はどのくらい具体的な内容がいいんだろうか?
「発達障害で困っている人を具体的にイメージしましょう」と言いましたが、そんなに具体例を思いつけないし、「発達障害」だけじゃダメなのか?と疑問を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん「発達障害」というタイトルで、この記事を読めば発達障害について、またどんな相談ができるのかまでしっかり網羅した記事を書くこともできます。
でも、ブログ初心者には、大きいテーマで全てを網羅するブログ記事を書くのはなかなか難しく、テーマが大きいとどうしても「概論」になってしまいがちです。
それよりは、できるだけ具体的なイメージを持って、特定の悩みに対して解説や解決策を提示していく方が、最初は書きやすいし、そのような悩みを持っている読者(クライアントさん候補)に届きやすいというメリットがあります。
ですから、わたしは、最初は、できるだけ具体的なイメージを持って書いていくことをお勧めします。
キーワード設定はなぜ大事?
キーワード、というのは、わたしたちがネット検索をするときに検索窓に入力する言葉を指します。
例えば、“3歳の子どものかんしゃくがひどくて、もしかして発達障害?”と不安なお母さんだったら「3歳」+「かんしゃく」とか「子ども」+「かんしゃく」+「発達障害」などと調べると思います。
ですから、このようなキーワードで検索した方に自分の記事を読んでもらえるように、キーワードを決めて、キーワードに基づいたブログ記事づくりをする必要があります。
キーワード設定で使える便利なツール
キーワードを考えるときに便利なツールがありますので、2つご紹介します。
ブログ記事の構成を考える
キーワードが決まったら、いよいよブログを書いていきましょう。
ブログを書くときに大切なのは、最初に全体の構成を考えることです。
タイトルとリード文
タイトルは、そのブログ記事に何が書かれているのかを、読者とGoogle(検索エンジン)に知らせる大切な役割を果たします。
Google(検索エンジン)は、タイトルや見出しから「記事の内容」を判断するのです。
ですから、タイトルにはキーワードを効果的に使いましょう。
リード文というのは、ブログ記事の導入部にあたりますが、ここに「この記事にはこんなことを書いていきます」とか「こんな人に向けて書いています」と書いてあげると親切です。
ちなみに、ブログ記事の冒頭60〜70文字は検索結果にも表示されるので、ここにタイトルだけでは伝えきれなかった内容をわかりやすく書いてあげるのも効果的です。
見出しと本文
本文を書く時には、見出しを上手に使って内容を段落わけしていきましょう。
①子どものかんしゃくとは?
②かんしゃくはなぜ起きる?
③かんしゃくと発達障害との関係は?
④かんしゃくの効果的な対応方法は?
⑤NGな対応は?
⑥まとめ
⑦悩んだ時は早めの相談を(アクション)
のように、キーワードを活用しながら、まず見出しを考えて、それぞれの見出しについての本文を書いていきます。
本文を書き終えたら「まとめ」で復習を、そして、この記事が相談につながるように「アクション」をおきましょう。
ブログ記事を読みやすくするコツ
ブログ記事を読みやすくするために、いくつか効果的な工夫があります。
まず、文章ばかりだと読みにくく離脱しやすいので、スペースを入れて読みやすくすること。
また、文章の中で特に大切な部分は、太文字や赤字などを使って強調しましょう。太文字・赤字は、Google(検索エンジン)が「キーワード」として認識してくれます。
それから、イラストや写真を入れてあげると、親しみやすくなりますし飽きずに読んでもらえると思います。
ちなみに、わたしが使っているイラストや写真サイトはこちらです。
いずれも商用利用可で、無料で使えます。
が、わたしはイラストACはダウンロード会員になっています(月1,066円で、写真AC、シルエットACなど系列サイトでもダウンロードできて便利)。
画像の圧縮を忘れずに
イラストや画像を使うときに注意したいのは、「画像の圧縮」をかけることです。
イラストや画像を多用すると、ページを読み込むのに時間がかかってしまいます。
ページを読み込むのに時間がかかると、待てなくて離脱してしまいませんか?
それを回避するために、使用するイラストや写真は、ひとつずつ圧縮して使いましょう。
アイキャッチ
ブログ記事の本文が書き上がったら、「アイキャッチ」を作りましょう。
「アイキャッチ」というのは、ブログ記事の冒頭に表示される画像です。
こんなふうにも表示されます。
アイキャッチには、イラストや写真とタイトルやキャッチフレーズを入れるのが一般的ですが、記事をひとめで説明することもできるので、内容によってはチャレンジしてみると良いですよ。
「はこにわサロン」の例をいくつかご紹介しますね。
アンガーマネジメントについての記事
子どものゲーム依存について
子どものリストカット・死にたい気持ちについて親の対応
ちなみに、これらの「アイキャッチ」は、わたしはパワーポイントを使って作っています。
「イラスト」をダウンロードして、パワーポイントに貼り付けて編集した後、「エクスポート」機能を使って「JPEG」に変換・圧縮して使用しています。
ブログ記事の書き方・まとめ
ホームページのブログ記事を書く時のポイント:
■できるだけ具体的な悩みをイメージすること
■キーワードを選ぶこと
■全体構成を考えてから書いていくこと
■読みやすさの工夫も大切
■アイキャッチの作り方
ということについてお話しました。
ホームページ作りやブログ記事の執筆は、無名の臨床心理士・公認心理師が開業する時には必須のタスクです。
でも、これがなかなかに孤独な作業だったりします。
✔️開業準備を始めたものの、途中で自信がなくなってきてしまった。
✔️開業したものの、なかなか集客できない。
✔️ホームページ・ブログ記事がうまくいかない。
そんな時は、どうぞお気軽にご相談ください。
せっかくの志を形にする前に諦めてしまったり、準備に長い時間を費やしてしまうのは少し残念です。
わからないことはどんどん質問して、開業を軌道に乗せてくださると嬉しいです。
相談方法は2つあります。
①単発コンサルテーション
はこにわサロンのカウンセリングの枠内で開業、ホームページ、ブログに関するご相談をお受けします。
(初回は70分1万5千円・2回目以降は50分1万円。対面・オンラインともに同額。)
②開業応援サロン
開業準備、開業したばかりの時期をフルサポートします。
月額制で24時間いつでも、なんでも、質問・相談OK.
詳しくはこちらから。