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冬に向けて自律神経を整える10の方法

 
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外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田美智子(臨床心理士・公認心理師)です。

 

すっかり寒くなってきましたね!

この記事では、冬に向かって自律神経を整える方法を10個、ご紹介していきます。

 

(1)朝日を浴びて規則正しく過ごす

日照時間が短くなっている今の時期は、季節性うつを発症しやすくなります。

 

朝日を浴びることでセロトニンが分泌されて、気持ちの安定やうつ予防になります。

 

脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)という場所が、わたしたちの身体の時計塔の役割を果たし、睡眠と起床のリズムを整えてくれているのですが、朝日を浴びるとリセットされて正しく働きます。

 

(2)質のよい睡眠

寝ている時に、わたしたちの身体は副交感神経優位になるので、心拍や血圧が低下し、リラックス状態に入ります。こうして日中に活発だった交感神経とのバランスをとります。

 

睡眠中に細胞が修復・再生され、免疫力を高める、ストレス耐性を高める、老化の進行を遅らせる効果もあります。

 

(3)冬の身体をつくる食事

身体を温め、自律神経の安定を助けてくれるおすすめの食材をご紹介します。

 

ビタミンB6

サケ、アジ、サンマ、鶏のささみ → 免疫力UP、気持ちの安定、ストレス軽減

 

ビタミンD

シシャモ、ブリ、鶏もも肉、アジ、牛乳 → 免疫力UP、骨の健康、うつ予防

 

トリプトファン

肉、魚、豆腐、納豆、チーズ、牛乳 → 精神の安定、睡眠の質UP、自律神経を整える

 

身体を温める野菜

玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、大根、かぶ、ごぼう、れんこん、ネギ、黒豆、ショウガ、ニンニク

 

無理のない範囲でよいので、参考にして取り入れてください。

 

(4)エクササイズ

寒くてつい身体を縮めてしまうことが増えるから、意識してストレッチや軽い運動を取り入れましょう。

 

簡単にできるストレッチや、1日もう10分歩くウォーキングなどもおすすめです。

 

エクササイズは、血行をよくして、身体の緊張をやわらげます。また、気持ちを安定させる、集中力を回復する効果もありますよ。

(5)身体を温める

寒い時期、身体を温めると副交感神経が整い、免疫力がアップします。

 

おすすめは、朝、温かい食事や飲み物をとること。

身体を内側から温め、目覚めさせてくれます。

 

また、日中は首、手首、足首を温めるといいですよ。

 

夜はお風呂につかれると疲れがとれて、副交感神経優位になり、リラックスできます。

 

(6)呼吸法

ゆっくりした深い呼吸は緊張をやわらげ、心身をリラックスさせてくれます。

おすすめの方法は、ボックス呼吸法

① 4秒かけて息を吸う: 鼻からゆっくりと息を吸い込みます。

②   4秒間息を止める: 吸い込んだ状態で息を止めます。

③   4秒かけて息を吐く: 口からゆっくりと息を吐き出します。

④   4秒間息を止める: 息を吐き切った状態で息を止めます。

 

呼吸法ではないけど歌を歌うのもいいですよ。

(7)趣味・リラックスできる時間を持つ

楽しい時間を過ごすことは、ストレスの解消や気持ちの安定に大きく寄与します。

集中して取り組めると、不安や緊張をやわらげます。

ただし、やりすぎは禁物です。

(8)カフェイン・アルコールを控える

カフェインは覚醒効果があり交感神経を活発にします。適量、コーヒーなら1日2〜3杯を超えると、自律神経のバランスを乱し、不安感や眠れないにつながります。

 

アルコールは少量であればリラックス効果がありますが、飲みすぎると交感神経を活発化させてしまい、自律神経を乱します。

 

(9)自然と触れ合う

自然に触れ合うことは心身をリラックスさせ、副交感神経を安定させます。

 

自然が近くにない方も、今の時期は、落ち葉の色や匂いを楽しむ、小鳥の鳴き声に耳を澄ませる、日光浴もいいですよ。

 

(10)笑う

笑いは交感神経・副交感神経どちらにも寄与します。

楽しい笑いは心拍を上げ、元気が出ます。

おだやかな笑いは、リラックス効果があります。

好きな人と楽しく笑うと、興奮しても脅かされない安心を作ります。

 

最後の「笑う」は意外でしょう?

でも、笑うって本当に大切です。

笑う、でおすすめしたい絵本があります。

『またもりへ』マリー・ホール・エッツ作

子どもが安心して楽しめる、大人はじんわりあたたかくなる1冊です。

ぜひ、手に取ってみてください。

クリスマスプレゼントにもおすすめです。

 

まとめ

気温が下がり、日照時間が短くなるこの時期、こころも身体も調子を崩しやすくなります。

自律神経を整えて、お元気でお過ごしくださいね!

 

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外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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