2017/10/23

ほんとうは辛いのに、平気なフリをしてしまうあなたへ。カウンセリングにできること。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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辛いことがあっても、いつも我慢してしまう。

苦しくても、平気なフリをする。

こんな自分を変えたいと思っているけど、変えられない。

 

はこにわサロンの吉田です。

今日は、こんな思いをしていらっしゃる方に、深層心理学の視点から書いてみようと思います。

 

自分は悪くないのに、いつも損な役回りばかり・・・

人間関係をスムーズにするために最低限、必要だと思う配慮をしているだけだと、自分では思うのに、いつもなぜか、自分が損をしてしまうことありませんか?

たとえば・・・

 

上司からのパワハラ

自分のことは都合良く棚にあげて、自分より上の人にはへつらい、自分が強く出られる相手には威ばりちらす嫌な上司。

あなたは、こんな嫌な上司のターゲットにされてしまってはいませんか?

「なんでわたしばかり?」

「やめて欲しいけど、言えない」

 

調子よく逃げる部下

返事はよいが、仕事がすすまない。

心配しながらも、本人によかれと思って我慢の見守りをしていたら、どたん場で「教えてくれないからできない」と開き直られてしまった。

「なんで最後にこの裏切り?」

「どうしてバシッと叱れないんだろう?」

 

いつも無理なお願いばかりしてくる友だち

夜中に「ねぇ、聞いて!」と連絡してきて一方的に相談されたり、「ねぇ、助けて〜!」と言われてひと肌脱いだりしてきているのに。最近ちょっと負担になってきたから、「ごめんね」と断ったら逆切れされてしまった。

「どうしてこうなるの?」

「あ〜、もう!でも、これで距離がとれてよかったのかも・・・」

 

こんな自分は嫌だー!自分を変えようー!

いつも損ばかりしている自分。

こんなの嫌だ。

自分を変えよう。

嫌だときっぱり言える自分になりたい。

そう思って、努力してきた。

 

自己啓発本を読んでは、新しい自分のイメージトレーニングをしたり、残念な出来事があったときによく反省して、次回の策を練ったり。今度こんなことがあったら、こう言おう!と準備していたり。

でも、力関係ができてしまっているから簡単にはくつがえせない。

一度は反論しても、かえってやられてしまう。

 

せめて、新しい人間関係では強い自分でいようと思っていたのに、つい、相手を優先して、自分を後回しにしてしまう。

 

もしかしたら、こんな体験をしてきたのではありませんか?

子どものころ、小さい弟妹がいて、母の手が回らず、どうしても後回しになってきた。

弟妹の世話をすると喜ばれた。それでいつも世話役を買って出て、家の中でも「小さなお母さん」になっていた。

しっかり者で何でもひとりでできたので、「この子はなんでも自分でできる子」と思われてきた。

困ったときに相談しても、「あなたなら大丈夫」と受け流された。

いつもいい子でいることを期待されてきた。親や先生の表情を確認しながら、相手の願いにそって生きてきた。

いつも「困ったときのお手伝い役」として期待されていた。自分の気持ちややりたいことより、求められた役割を果たして来た。

何をやっても上手にできるので、「上手にできて当たり前」と思われてしまった。

 

自分を変える努力をする前に、あなたにしてほしいこと

このように、いつも自分以外の人のために自分を差し出してきたあなた。

あなたが、あなたらしく生きるためにしてほしいことは、「努力で自分を変える」のではなく「苦しかったときに発せられなかったあなたの思いを話すこと」です。

今さらそんなことをしても意味がないとお思いですか?

確かに、今さら昔の悔しかったことを思い出しても、過去を変えられるわけではありません。

でも、ずっとひとりで我慢してきたあなたが、自分を優先できる人間になるには、頭で考えて努力するだけではむずかしいのです。

あなたのなかに封印してきた悔しさや悲しさ、無力感を、自ら語り、それを丁寧に聴いてもらうことで、ようやくあなたの中でひとつ区切りがつくのです。

区切りがつくと、自然と、今までとは違うあなたへの変化していくでしょう。

 

誰に聴いてもらえばよいのでしょう?

過去の辛い思い出を話すときは、相手と場所をよく考えて選ぶことが大切です。

あなたの親や兄弟に話したら「なんで今?」と言われて、受け流されてしまうでしょう。

やっとの思いで話したのに、これでは子どものころの追体験になってしまいます。

 

かといって、信頼できる友だちや、夫・妻など現在のパートナーに話すのも配慮がいります。

一度は親身に聴いてもらうことができるかもしれません。

でも、何度も話せば、相手の負担が増してしまいます。

大切にしたい相手なのに、頼りにしすぎて、関係性が崩れる危険もあります。

 

あなたにとって辛い話をすることが価値ある体験にするためには、やはり、心理療法家(カウンセラー、セラピスト)にお願いするのが望ましいと思います。

 

はこにわサロンにできることは・・・

わたしたちは、あなたの語りに誠実に耳を傾けます。

あなたが話したことと、話せなかったことにも気持ちを向けて、お話を聴かせていただきます。

言葉にするのも辛いとき。「こんなことを言ってはだめだ」とこころの中でブレーキがかかってしまうとき。こんなときは、箱庭療法がお手伝いできるかもしれません。

箱庭療法とは

自分では思い当たることがない・話すことがないと感じるときも、箱庭療法がお手伝いできるかもしれません。というのも、自由に作られた箱庭作品のなかに、あなたの記憶の底にしまわれているなにか大切なことが表現されることがあるからです。

 

さいごに

苦しいのに無理して平気なふりをしてしまうのはなぜか?

無理しない自分になるにはどうしたらよいか?

深層心理学の視点から書いてみました。

 

深層心理学についてはまたご紹介していけたらと思いますが、もしかしたら、こちらが参考になるかもしれません。

こころの闇について、古事記を通じてご紹介した記事はこちら

こころの闇について、夢を通じてご紹介した記事はこちら

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ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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