箱庭療法で使用する3つの用具には、箱庭セラピー成功の秘訣がつまっているのです

 

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MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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箱庭療法で使う用具といったら、何があると思いますか?

セラピストよしだ
3つ当たったら、あなたはかなりの箱庭通です!

箱庭療法で使う大切な用具3つ、の答え
(1)砂箱、 (2)砂、 (3)フィギュア

 

案外、(1)の砂箱が難しかったのではないでしょうか?

では、砂箱から順番に、その理由をお話していきます。

 

箱庭療法で大切な用具(1)砂箱

「箱」庭療法といいますからね、砂を入れた箱は、箱庭療法の大事な枠組みであり、器です。

まずは、形状からご紹介します。

箱庭の砂箱

 

木製のこの箱の大きさは、幅が72センチ、奥行き57センチ、高さが7センチと決まっています。

これは、「腰の高さで置いた時にちょうど全体を見渡せる大きさ」です。

 

では、中の砂を少し掘ってみましょう。

箱庭の砂箱_水が出たところ

箱の内側が水色に塗られているため、砂を掘ると、まるで水が出てきたような印象です。

何も知らずに砂にふれた方は「わあー!」と驚かれます。

 

箱庭療法の主役である「箱」の大切な役割は、「砂の入れ物」というだけではありません。

 

箱庭という箱で空間を区切ることで、思う存分、自由に表現できるようにと、砂箱が守っているのです。

 

はこにわサロンでは、箱庭体験や箱庭療法をするときには、事前のご予約が必要ですし、箱庭体験は70分、箱庭療法は50分と時間も決まっています。

このように、時間と場所を区切り、しっかり守ることで、その中では、安心して自由な表現ができるのです。

 

箱庭の砂箱は、この自由だけれども守られた空間を象徴している箱庭の要です。

 

箱庭療法で大切な用具(2)砂

箱庭療法で次に大切な用具といえば、やはり「砂」です。

そもそも、箱庭療法がスイスで始まったときにはドイツ語で”Sandspiel”(英語ではSand play、つまり砂遊び)という名前だったのです。

そのくらい、砂は、箱庭療法の心臓部とでもいう部分です。

 

砂の働き3つ

砂を通じて大地とつながる体験になる

砂の手触りを楽しむことで、無理なくリラックスできる

このように大地と繋がり、リラックスすることで、あなたの心の深い部分につながって作用する

 

このようなわけで、箱庭療法では、一見、自由な遊び・表現活動が、深い治癒をもたらすことがあるのです。

 

箱庭療法を始めたドラ・カルフ女史は、色や粗さの違う砂を用意して、好きな砂を選べるようにしていたといいます。

はこにわサロンの砂は、オーストラリアの海岸の砂(砂遊び用に輸入されたもの)を使用しています。

粒子が細かくて、サラサラした手触りです。

でも、実はわたしは沖縄のサンゴが砕けた荒い砂も大好きです。

オーストラリアの砂

いつか、両方の砂を触って、好きな方を選べるようにできたらいいなぁーと思います。

 

箱庭療法で大切な用具(3)ミニチュアのフィギュア

箱庭療法では、ミニチュアのフィギュアを使って、作品を作ります。

フィギュアの種類としては、人、動物、植物、建物、乗り物など、また石・貝・ビー玉などの素材が一般的です。

今では、箱庭用のフィギュアを販売している業者もあるので、まとめてセットで揃えることもできます。

でも、わたしは、かつてドラ・カルフ女史や河合隼雄先生がされたように、セラピスト自身の手でひとつひとつ揃えていく方法が好きです。

箱庭療法フィギュア(1)
箱庭療法フィギュア(2)
箱庭フィギュア(3)
箱庭フィギュア(4)
箱庭フィギュア(5)
箱庭フィギュア(6)

 

これらのミニチュアフィギュアの利点は、誰でも自由に、簡単に、好きなフィギュアを選んで、作品作りに仕えることです。

例えば、箱庭療法に近しい心理療法として、絵画療法(絵を描くことを通じて理解や治療をする心理療法)がありますが、絵を描くことが苦手な人は、ちょっとハードルが高く感じてしまうことがありますよね。

ミニチュアフィギュアを使うことで、絵の上手下手のような負荷をかけないで、誰でも無理なく表現することができるというのが、箱庭療法の良いところです。

また、大人にとっては、フィギュアを眺めたり、手に取るだけでも、童心にかえれたりする作用もあります。

 

まとめ

箱庭療法の主要な3つの用具についてまとめました。

(1)砂箱・・・砂を入れる器というだけでなく、表現や心理療法を行う場としての守りの役割。

(2)砂・・・大地との繋がり回復、リラックスすることで、こころの深い部分とつながることが可能になる。

(3)ミニチュアフィギュア・・・見て楽しむ、表現して楽しむ。上手下手がないので、表現しやすい。

 

 

箱庭療法は、作っている人のニーズや希望によって、楽しい体験、リラックスのための体験のような比較的、気軽な制作から、こころの深いところにつながって、傷つきや症状を和らげることに貢献もできる、とてもユニークな方法です

もし、あなたが今、検索でこのページを見つけて、「なんだかやって見たいな」と感じたら、ぜひ、お気軽においでくださいね。箱庭は、「作りたい!」と感じた時が、いちばんふさわしいタイミングであることが多いようです。

お申し込みはこちらからどうぞ。

 

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ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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