2018/09/16

トイレ・トレーニングがうまくいかなくてイライラしたら、目的を再確認するとキモチが楽になる

 

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MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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子育てのカウンセリングをしている臨床心理士の吉田です。

トイレ・トレーニング。

おっぱい卒業と並んで、就学前の大きな関門なのではないでしょうか。

わたしは、出産前に地域の保育園・幼稚園を調べていたときに、「入園前にトイレのしつけができていること」と条件のある園があることに驚き、青ざめました。

2歳や3歳の入園前までに、トイレのしつけができていることなんて、(まだやってないけど)「絶対無理!」と思いました。

それで、「オムツの小学生はいないから、トイレ・トレーニングはしない」と決めました。

でも、家庭内で意見が別れたり、入園先から要請されたら、「する・しない」で悩んだり、「やってみたけど、うまくいかない」と悩んだりしたはずです。

本当にたまたまなのですが、子どもが入園した保育園は、オムツもトイレ・トレーニングもしないという園だったので、わたしはトイレ・トレーニングの苦しみから逃れることができました。

そんな保育園があるの!?と思いますよね。

なぜ、そんな保育方針なのかは後ほどご説明したいと思います。

今日、こんな記事を書こうと思ったのは、トイレ・トレーニングのつまづきが小学生になるまで続いてしまうケースが、少ないけれど必ずあることについて考えてみたかったからです。

 

トイレ・トレーニングのつまづきが就学後にも影響してしまうケース

「おしっこが溜められない」

こういう相談を受けることがあります。

「トイレの粗相をしてしまうかもしれないから」とお母さんが保健室に相談にみえます。

スクール・カウンセラーのわたしも一緒にお話をお聞きすることがあります。

「トイレ・トレーニングがなかなか定着しなくて、年長さんになっても粗相が多かったので、病院で検査をしてもらったところ、膀胱の大きさが小さくて、おしっこが充分溜められないのではないかと言われました

そうお母さんがおっしゃいます。

でも、普段の生活の様子をお聞きすると、膀胱の大きさよりも、気持ちや自信の影響かなと思うことがあります。なぜかというと、お母さんは「休み時間には必ずトイレへ」とおっしゃるけれど、本人はお母さんの指示通りにトイレには行っておらず、それでも案外失敗しないからです。

それでも、失敗してしまうときがあり、すると「休み時間には必ずトイレへ」という約束を再確認することになるのです。

 

おしっこの失敗をしてしまうとき

おしっこの失敗をしてしまうとき。

それは、学校の生活や遊びに夢中になって、トイレに行くことを忘れていたから、というときがあります。

そういう時は、あまり心配しなくても良いなと思います。

何かに夢中になる集中力がある子は、おしっこもちゃんと溜められるようになっていく印象があるからです。

反対に、休み時間ごとにトイレに行くし、それでも足りなくて、授業中もトイレに行ってしまう。

頻繁に行くから、おしっこがたくさん出ているわけではなさそうなのですが、本人も気にしてトイレから離れられなくなってしまう。

そんな時は、ちょっと時間がかかりそうだなぁと思います。

 

おしっこを溜める力を養うこと

うちの子どもは1歳から保育園でお世話になったのですが、入園したところが、さくらさくらんぼ保育園の保育方針で保育をしている園でした。

ここに入園したのは、偶然のご縁でした。

「さくらさくらんぼ」という名前をわたしは、まったく耳にしたことがありませんでした。

それは、ともかく。

ここでは、子どもたちは、トイレ・トレーニングなしで、パンツで過ごします。当然、おしっこもウンチもパンツの中にしてしまうのですが、それは想定内なので、保育士さんが温かく後始末をしてくださいました。

園長先生は「子どもが、おしっこをしっかり溜められるように、膀胱を育てることが大切。おしっこがいっぱい溜まって排泄することが大切。充分貯まる前に、トイレに連れていってしまったら、膀胱が育たない」とおっしゃいます。

初めて聞いた話でしたが、とても納得がいきました。

トイレ・トレーニングをする、ということは、粗相をしないコントロール力を身につけるのが目的ではなく、その子のペースでトイレ力(おしっこを充分溜めて、自分の意思でトイレに行き、スッキリすることができる)を育てることだ!と思いました。

母親の自分が苦しい思いをしたくないために「しない」と決めたトイレ・トレーニングでしたが、園長先生のお話を聞いて、小学校に入ってもトイレのことで悩んでいる子どもたちは失敗しても構わないから、しっかり溜める経験」が足りないのではないか・・・と思いました。

 

トイレ・トレーニングを成功させる秘訣はわからないけれど・・・

もし、読者の方が、「トイレ・トレーニングの失敗に悩んでいて、どうしたらうまくしつけられるのか?」を知りたくてこのページを読んでくださっていたら、ごめんなさい。

その秘訣を、わたしは知りません。

けれど、もしも、トイレ・トレーニングが上手くいかなくて、「うちの子どもには無理があるのかしら!?」と悩んでおられるとしたら、ちょっと立ち止まって考えるきっかけになったらと思います。

トイレの自立はいずれ必ずできることです。

急がず、慌てず、本人のペースを尊重してみませんか?

そうすることで、安心感と自己肯定感が育ちますし、何より親子関係が損なわれずにすみます(←何より大事じゃないかと思います。)

 

トイレ・トレーニングを笑い飛ばせ!楽しいオススメ絵本

というわけで、数あるトイレ絵本の中から、あなたを笑顔にできる本を3冊ご紹介したいと思います。

【1冊目】

ピンクの可愛らしいブタさんが、トイレのあとにパンツをはくお話。

実は、これは歌なのです。裏表紙に楽譜がのっています。

この、なんだか脱力しちゃうこの詩とメロディは「のんびりいこうよ〜」と言ってくれているような気がするのです。(そして、このブタさんの、失敗しても、ドヤ顔がよい♡)

【2冊目】

これは、みなさんご存知の絵本。

いきものは たべるから 

みんな うんちをするんだね

わたしが、心理学の勉強を始めたときに、読んだ本があります(タイトル不明・・・)
 
ある養護施設に保護された子どもがタンスに隠れて出てこないんです。職員の方が声をかけると、その子がうんちを投げつけるんですね。すると、その職員は、うんちをその子どもからの贈り物だ!と思ったというのです。
 
うんちを投げつけて、怒られるかと思ったら、嬉しそうにうんちの後片付けをしてくれる職員に、その子もたいそう驚いたのだと思います。
 
でも、子育てしてみると、子どものうんちは本当に健康の贈り物で、こころからの笑顔で後片付けできたりしませんか?(イラっとしちゃう時もそりゃ、人間だから、ありますけどもネ。)
 

no name
そう思うと、さくらさくらんぼ保育園の保育士さんたちが、笑顔でうんちやおしっこの後片付けをしてくださるというのは、子どもたちにとって、自分を丸ごと受けとめてもらえる素晴らしい経験だったと、改めて感じさせられます。

話が少しずれましたが、トイレ・トレーニングをあまり無理にしてしまうと、うんちやおしっこが、プレゼントではなく、邪魔物になってしまうような気がするのです。すると、大人はその子のためを思ってトイレ・トレーニングをしているけれど、子どもにとっては、「ダメ」と言われている体験になりかねない危険があるようにも思うのです。
 
だから、トイレ・トレーニングには反対!と言うつもりはありません。
でも、「ほどほど」とか「様子を見て」は、やっぱり大切かな・・・。
 

トイレ・トレーニングは、安心感を育みながらがとても大切!

こちらも、一度は読んだことがあるのではないでしょうか。

(小学校の教科書に載っているかも。)

この絵本にあるように、トイレのことは、その子の安心感や精神的な成長に関係すると思います。

精神的に大人ならトイレの失敗はしない、というよりは、精神的に大人な子どもも、成長が激しくて心身ともにプレッシャーやゆらぎの多い時期に、トイレが怖くなることがあるのだと思います。

けれど、それは、『モチモチの木』の主人公、豆太と同じく、揺らぐ中で、自分の悩む力を育てて、成長して行くのだと思います。

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MichikoYoshida
ビジネスウーマンから、自分自身の内的必然性に導かれて、心理臨床の道へ。臨床心理士として学校や教育機関での相談活動を経て、2016年、東京・青山にはこにわサロン東京をオープン。 箱庭療法を通じて「あなただけの生き方」を応援している。
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