東京・青山の心理カウンセリングルーム 月金土開室 女性の臨床心理士在中

HSPや発達障害は脳の多様性

新型コロナウイルスに人生の主導権をうばわれないように、今できること

 
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MichikoYoshida
外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理士)です。

 

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、わたしたちは今、我慢や忍耐を求められています。

 

自分の命を守ることだから、やる。

 

でも、コロナに呑み込まれないように。

 

人生の主導権はしっかりと自分の手で持っていられるように(たとえそれが限定的だったとしても)。

 

きっと、どなたも自分なりの工夫をしておられるはずだから、それを大事に毎日を過ごしてもらいたいのですが、何か新たなヒントになることをお伝えできたら嬉しいと思います。

 

自分らしい一日にするために朝すること

さて、今日一日をどう過ごそうかと考えたときに

「あー、長いなぁ」

「昨日も今日も変わらないよ」

「早く時間が過ぎないかなー」

と感じていませんか?

 

時間が長く感じられ、ただ過ぎるのを待ちたい気持ちはとてもよくわかります。

でも、こういう時は、自分の気持ちの持ち方次第で、生活の質が大きく変わってきますよ。

 

朝、自分とこんな対話をしてみませんか?

①  今日、自分のためにできることは何か

②  今日、誰かのためにできることは何か

③  後回しにしてきた仕事で取り組めることは何か

④  身体のために何をするか

 

① 今日、自分のためにできることは何か

まず考えたいのは、今日、自分のために何ができるか。

やらねばならぬ仕事や家事があるのは良いことです。

それだけでもいいけど、「自分がいま頑張れるといいこと」や「自分のためにしてあげたいこと」をできるなお良いかもしれません。

もちろん、趣味でも構わない。

とにかく、この時期をのりきるために大切なのは「自分」と言う主軸がしっかりあることだから、自分のために何ができるかをまず第一に考えましょうよ!

 

② 今日、誰かのためにできることは何か

こんな時期だから、一日の中に「誰かのため」の時間を持つことは、心のバランス(自尊心)を持ち続けるために不可欠です。

 

難しく考えなくてもいいです。

 

友だちにひとこと「元気?」とメッセージする。

買い物のときに、レジの人に目を合わせて「ありがとう」と言う。

 

そうして、小さな何かをした自分を労い、またそうしてあげる相手がいることに感謝できるといいなぁと思います。

 

③ 後回しにしてきた仕事で取り組めることは何か

これも自尊心との関係からオススメしたいこと。

「いつかやろう(やらなきゃね)」と思って、後回しにしてきたことはありませんか?

今は、ちょうどその「いつか」かもしれませんよ。

小さなことでも、後回しにしてきた仕事が片付くと「よくやった!」と言う気持ちになれるはず。

 

④ 身体のために何をするか

この時期を、健康に、できるだけコンディション良くのりきるために、身体のメンテナンスは欠かせませんよね。

ストレッチとか散歩でもいいし、

「朝、お味噌汁を飲む」や

「早寝早起きする」でもいい。

今日も、自分の身体のために良いことをひとつしましょう。

 

一日の終わりにふりかえる

長い一日がようやく終わり、ほっとする時間。

今日もお疲れさまでした!

朝のワーク(①〜④)を軽くふりかえれるといいですね。

そして、明日はどんなことをしようか・どんなふうに過ごそうか、すこし考えてみてもいいかもしれません。

 

今日あったいいことを思い起こしてみる

こんな時期だけど、何か小さないいことは必ずあったはず。

ほんの小さなことでいいんです。

でも、何かなかったか考えてみませんか?

そうすると自己憐憫に浸らずにすむように思います。

 

大きな損害には、わずかないいことが何かかならずあるものさ。

ローラ・インガルス・ワイルダー『大草原の小さな町』

これは、『大草原の小さな家』シリーズで、父さんがローラに言った言葉です。

 

ムクドリの大群が来て、今年のトウモロコシの収穫がなくなってしまったのです。

冬の間、家族や家畜が食べるものがなくなってしまい、税金の支払いや、メアリーの盲学校の費用の支払いもあって、家族みんなの気持ちが沈んでいたときのことでした。

19世期・開拓時代のアメリカ。

ローラの家族は、ムクドリの襲来以外にも家族全員が猩紅熱にかかってしまったり、せっかく建てた家がインディアンの通り道にあったので全てを捨てて出直さなければならなかったり、また記録的な長い冬がきて家族・街が餓死寸前まで追い込まれたりして、何度も、不測の、生きるか死ぬかの事態を、家族や友だちと協力して乗り越えてきました。

 

ローラの家族にできたなら、わたしたちにもきっとできるはず!

何があっても「わずかないいこと」に感謝できる自分でいることは、暗闇の中にあってろうそくの灯りを灯し続けることと等しいのではないかーと思います。

 

苦しい振り返りはやめておこう

こんな時期、あえてゴリゴリと「今日できなかったこと」や「今日嫌だったこと」を振り返るのは(やめられたら)やめときましょう。

 

人間のこころには「我慢袋」なるものがある、とわたしは思っています。

 

今は、このしんどい時期を普通に過ごすだけで「我慢袋いっぱいの我慢」をしているはず。

 

だから、普通に過ごすこと、それだけで充分に「よくやったね、お疲れさま!」と言う労いに値すします

 

いちばん大切なことは何か

新型コロナウイルスとの戦いは長期戦になりそうです。

経済のこともあるから、ここにあげたことだけで気持ちを穏やかに持つのは難しい日もあるだろうと思います。

でも、とにかく今を生き抜くこと。

健康に生き抜くことさえできれば、どんな困難があっても、きっとなんとかしていけるはず。

だから、不安に押し潰されそうになったら、「いちばん大切なこと」に立ち戻りましょう。

生きていれば、わたしたちは大丈夫。

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MichikoYoshida
外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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