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【コロナ後を見据えて】休校を親子関係テコ入れのチャンスにする方法

 
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MichikoYoshida
外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田です。

 

コロナ休校が長引き、親子が家の中で一日中いっしょに過ごすことがちょっと辛くなってきた方、多いと思います。

でも、普段はお互いに忙しくてろくに顔も合わせられなかったから、いっしょに過ごすのは新鮮だなぁと感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そうなんです。

もしかしたら、今は、親子で共に過ごすことのできる滅多にないチャンスなのかもしれません。

 

ならば、少しばかり意欲的に、子どもとの関係を観察し、構築してみませんか?

きっと、この先の親子関係によい変化が現れてきますよ。

 

子どもの様子を観察してみる

子どもと長時間いっしょに過ごすこと。子どもが学齢になるとなかなか持てないおうちも多いかと思います。

 

最後に親子がいつも一緒に過ごせたのはいつですか?

 

幼稚園や小学校低学年まで、という家庭が多いでしょうか。共働きですと、もっと小さい時からなかなか持てなかったよ、と言う方もいらっしゃると思います。

 

なぜ、こんな質問をしたかというと、親の持っている「子どものイメージ」って、ちょっと昔なことが多いから(笑)。

子どもは、どんどん成長していくので、改めてよく観察してみると、いろいろな気づきがあるはずです。

 

子どもの好き嫌いや興味を知る

まずは、子どもが何に興味を持っているのか、何が好きで、嫌いなのかを観察してみましょう。

 

知ってるつもりでいたら、興味関心や好き嫌いが変わっていることもよくあります。

 

ゲームやYouTubeなど、正直、親にはあまり関心が持てないものもあると思います。そういう時は、どういうところが面白いと思うのかや、どうやって面白いものを見つけるのかを聞いてみると「なるほど〜」と思える点が見つかるのではないかと思います。

 

「うちの子は、好きなことを親に知られるのを嫌がります」というお家もあるのですが、「知られるのは嫌がる」けど、いったん知られたら案外とその時々の発見は感じたことを親に話してくるということも多いので、あきらめないでやってみてほしいなーと思います。

 

子どもの長所と短所を探る

家の中だけだと限定的ではありますが、それでも「知らぬまに成長していたんだなぁ」と感じる点と、「心配していたこの短所がそのまま残っているな・もっと目につくな」という点とあると思います。

 

見つけた長所は、チャンスを見つけて子どもに伝えてあげましょう。

ほめなくてもいいんです。気づいたよって知らせるだけで。

 

気づいた短所については、子どもに伝える必要はありません。(少なくとも、今このコロナの時期には・・・。急に短所を指摘されたら、親子関係が冷えてしまうから。)

 

でも、子どもがその短所を育てていけるように、親の態度を変える必要はあると思います。

 

例えば、「短気ですぐカッとする」としたら、子どもが怒っているときに親は穏やかな態度で接して、子どもの気性がやがて丸く大きく、変化していけるように方向づけをしてあげたい。

 

もし、何かと被害的に感じやすいなら、何も言わずに横にいて、子どもの短所を「被害的には受け取らない」態度を示してあげたい。

 

子どもの短所を育むには時間が必要だから、今から少しずつやっていけるととてもいいですよね。気づかなければ、やれない・放置になるわけだから、いずれ大きな違いを生むことになります。

 

子どもとのコミュニケーションは言葉に頼りすぎないことが大切

子どもとのコミュニケーションはとれていますか?

 

親は話したいと思っているけど、子どもが嫌がる・話してくれない家庭もあると思います。

 

でも、子どもの態度にはムラがあるものなので、諦めないで気長に関わることが大切です。

 

「うざい」「死ね!」のようなきつい言葉をどう受け取ったらいいのか

こちらこちらでも紹介しましたが、思春期でなくても、家の中は子どもの本音が出る分、上機嫌と不機嫌の幅が大きいもの。

 

「うざい」と言ってきても、それは「たまたまその時・その言い方が嫌だっただけ」で、親を100%嫌がっているわけではありません。

 

その証拠に、機嫌がよければ話しかけてきたり、甘えてきたりしませんか?

 

「うざい!」とか「死ね!」みたいなきつい言葉は、直球で受け止めるとものすごくキツくて、子どもに係ることが怖くなってしまうことがあります。

 

でも、子どもの「うざい・死ね=いま不機嫌アピール」だと理解して、スルーできるといいなぁと思います。

 

子どもの言葉を鵜呑みにすると読み違えることもある

子どもが、「文句・悪口」を言ってくる時は、すこし慎重に聞きましょう。

というのは、子どもからの「助けてSOS」な場合と、親の注意をひきたい場合があり、区別が必要だからです。

例えば、この図のように、子どもがいろいろな人の文句を言ってくることはありませんか?

学校でいじめられているのかも?と不安になってしまいますよね。

 

でも、実は文句を言いたい気持ち・聴いてもらいたいだけ、と言う場合が(よく)あります。

まずは、じっくり話を聴いてあげて、本人の様子を観察してみてください。

 

親が話を聴いてくれて、気にかけてくれていることがわかるだけで、機嫌がよくなったり、翌日けろっと学校に行くようなら「聴いて欲しかっただけ」。

 

読み違えて何かアクションを起こしてしまうと、子どもの気持ちは満たされません。

親の注意を引くために、文句がエスカレートするだけです。

 

甘えや依存がなければ自立はしない

子どもとの関わりの中で、子どもが親に甘えることを「よくない」と考えているおうちがあります。

 

子どもを甘えさせると、わがままになる。

自立できなくなる。

 

そう思っておられるようです。

 

全く逆ですよ。

子どもは、親にしっかり守ってもらい、存分に甘えさせてもらって育つと、ひとりでに自立していきます。

 

成長した子どもにとって、親元は「ちょっと窮屈」で「つまらなく」感じられるから、自然と外に出て行きたくなるのですね。

 

でも、甘えるべき時に甘えさせてもらえずに、自立を急かされて育つと、自分に自信が持てず、親元から離れたくても離れることができません。

 

ですから、子どもを充分に甘えさせてあげて欲しいのです。

「必要な甘え」と「不要な甘やかし」を図にしているので、参考にしてくださいね。

 

まとめ

新型コロナウイルス感染予防対策で、休校が長期化しています。

親子で顔を突き合わせる生活にちょっと疲れてきた・・・というお父さん・お母さん。

もしかしたら、今は本当に稀有な、親子水いらずで過ごせるチャンスかもしれませんよ。

コロナ後の子どもの成長と親子の信頼関係のために、ぜひ、子どもとの時間を大切にお過ごしくださいね。

 

○ コロナ休校は親子関係をテコ入れするチャンス

○ 子どもの成長に関心を持って観察し、係ってみよう

○ 甘えなしに子どもの自立はない

 

参考図書

悔いのない親子時間を過ごすヒントが書かれています。

どうぞ、参考になさってくださいね。

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MichikoYoshida
外資企業勤務後、心理臨床を志す。臨床心理士の資格取得後は東京・神奈川・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年、東京都港区・青山一丁目に「はこにわサロン東京」を開室。ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析を行っている。日本臨床心理士会、箱庭療法学会所属。
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