【不登校の理由がわからない時】いじめ以外にどんな理由があるの?
東京・青山の心理カウンセリングルーム「はこにわサロン東京」の吉田(臨床心理士・公認心理師)です。
スクールカウンセラーとして10年以上に渡り、子どもたちの不登校のカウンセリングを受けてきました。今日は、その経験から、不登校についてご説明します。
子どもが「学校に行きたくない」と訴えて、学校を休み始める。
何も言わずにただ、学校に行かなくなる。
「学校で何か(何が)あったのだろう?いじめられているのだろうか?」と思って心配するのが親心。
でも、不登校の原因はいじめとは限りません。
また、「自分でも理由はわからない」という不登校も(よく)あります。
親(大人)からすると、「理由もわからず学校を休むのはけしからん。甘えか怠けにちがいない。」と思ってしまうのではないでしょうか。
あるいは、「理由はわからないと口では言うけど、何かあるにちがいない」と思って悩む親もいるでしょう。
人間には、自分のことなのに、自分の気持ちがわからなかったり、わかっていてもどうにもならないときがあります。子どもにもあります。
わたしがスクールカウンセラーとして不登校の子どもたちと過ごす中でひとつ強く感じているのは、不登校は、成長のためのプロセスだということです。
不登校を経験した子どもたちのアンケート結果を参考に、不登校の理由について(そして、理由がわからない不登校について)考えます。長文になりますので、必要なところを選んでお読みください。
不登校のきっかけ
これは、平成26年度に文部科学省が発表した『不登校に関する実態調査』という調査の結果です。
これは、中学3年生で年間30日以上欠席した男女生徒1604人に聞いたアンケートです。
(小学生の不登校は、また違う結果が出ると思います。)
さて、このグラフは「学校を休みはじめた時のきっかけは何ですか」と問いかけて、用意された選択肢の中であてはまるものすべてに○をつけさせています。
そう、ポイントは複数回答だということです。単純計算だとひとり約3つのきっかけがあることになります。
不登校のきっかけは、複数あることが多いとわかります。
不登校になる子どもは、学校や家庭の生活に数多くの悩みを抱えているから辛いのだな、と考えることもできますが、逆に、決定的なひとつの要因があるわけではないのかな、と考えることもできます。
(この調査で、複数回答させたあとに、「強いてひとつに絞ると何ですか?」と聞いてみてほしいなと個人的には思います。)
【不登校の理由】学校に関すること
上のグラフは3色に色分けされていますが、大きく分けて学校に関することを水色、大きく分けて本人・家庭に起因するものを薄いピンク、「不登校の理由がわからない」を濃いピンクで塗り分けています。
まずは、水色で塗られている学校に関することについてみてみましょう。
友人との関係 54%
先生との関係 27%
クラブや部活動の友人・先輩との関係 23%
入学・転校・進級して学校や学級になじめなかった 17%
いじめかどうかを見極める
お友だちとすごす時間は学校生活のなかで大きな割合を占めます。
まず、検討しなければならないのが「いじめ」かどうかの判断です。
平成25年に施行されたいじめ防止対策推進法のいじめの定義をシンプルにいえば、友だちから心身に苦痛を与えられることをいじめと考えます。つまり、本人が苦痛を感じていたら「いじめ」です。
ただ、ここはバランス感覚が必要なところです。というのも、子どもも親も「お友だちとのケンカ」を「いじめ」と訴えてしまうことが少なくないからです。
子どもはお友だちとの遊びを通じて、ケンカをしたり、いじわるをしたりされたりすることを通じて成長するものです。「いじめ」を恐れるあまり、友だちとの体験を制限してしまうと、子どもが育たなかったり、対人関係トラブルを先送りしてしまう結果になります。
ただ、本人が辛さを感じているなら、見守りやケアは絶対に必要です。日常的に相談できる人がいることや、「何があってもあなたのことが好きだよ」と言ってもらえることで、本人のがんばりを支えることができます。
一方、もし、ひとりの子どもに対して集団からの嫌がらせがあったり、本人の心身の尊厳が傷つけられるようなことがあったら、ただちに大人が介入して、対策をとる必要があります。このようなときには、子どもを守るために不登校も必要です。
お友だちとうまくいかないとき
今まで特に苦痛を感じていなかったのに、急に友だちとのやりとりに敏感に反応したり、苦痛を訴えて来るということがあります。
精神的な成長のペースは個人差があるので、今まで仲良しだった子の中でもばらつきが出てぎくしゃくしてしまったり、それまで親密だった分、遠慮のない言動で傷つけあってしまったり。周囲に比べて幼い子どもも苦労しますが、抜きん出て大人っぽい子もしんどさを訴えることが多いように感じます。
中には、お友だちに対して難癖をつけているように感じられる子もいます。本人がわがままになっているのでは?と思って心配になると思いますが、本人のなかでも色々な葛藤が渦巻いていてうまくいかないのです。
でも、この葛藤をうまく言葉で説明することができません。何しろ、こんなぐるぐるした葛藤は生まれて初めてなのですから。こんなときに、大人が一方的に「わがまま、幼い」と決めつけてしまうと、本人との対話の窓口を失いかねません。
ご家庭で本人の話を聴いたり、応援していることを伝えることができればよいですが、年齢的に難しいことも多いでしょう。そのようなときは、親以外の大人の相談相手がいることが助けとなります。上下関係ではなく、斜めの関係になれる間柄、というのでしょうか。身近にふさわしい人がいないときは、カウンセラーを利用してみてもよいと思います。
勉強がわからない
勉強がわからない 32%
これも1/3の子どもがあげています。学校で勉強がわからなければ一日の大半が苦痛なだけということになりますから、うなづけます。
わたしの印象では、勉強がわからないこと単体で不登校になる子どもはあまりいないように感じます。ただ、勉強のわからなさは自己肯定感の低下を引き起こします。そこから無気力になっていくことは残念ながら珍しくないです。
日本の学校は、わかってもわからなくても、授業も学年もどんどん先に進んでしまうから、学習の進度がゆっくりなお子さんは、学校生活の早い段階から常に「できなさ」を背負わなければなりません。もっと子どものペースに合わせた学習進度はないものでしょうか(と個人的にいつも思っています)。
できることなら学校まかせ、本人まかせにせず、親が本人の困り感を把握して、フォローできるのが望ましいです。「いつかできるようになる」と問題を先送りしてしまうことはおすすめできません。そうかといって過敏になって子どもを追いつめてもいけません。子育ての難しいところだと思います。
学習面の不得意をカバーするために
子どものペースや得意・不得意の傾向を把握して、本人の性格や興味関心とも合わせて、個別の学習プログラムを作ることができたらいいですよね。
学習面で遅れや苦手があると、「発達検査をとりましょう」と言われることがあると思います。発達検査で子どもの得意・不得意の傾向を把握することができます。
でも、発達検査をとっただけでは何もなりません。結果を吟味して、個別のプログラムを作り、実際にやってみて、様子を評価して、またプログラムを作り・・・というシークエンスにできなければ。なかなかそこまで行えている学校は少ないのではないでしょうか。
それでも、発達検査の結果をていねいに説明してもらえたら、学校や家庭でも工夫できることが見つかったり、中学生ならば本人自身も工夫したりできることもあるのではないでしょうか。
また、今はインターネットで調べると、いろいろな工夫の方法を見つけることができます。ぜひ、スクールカウンセラーにも相談してみることをお勧めします。
学校のきまりなどの問題
学校のきまりなどの問題 10%
中学生になると、小学校ではなかった様々な規則が課せられることが多いと思います。わたしの中学時代は、男子は坊主頭で、女子も前髪の長さやゴムの色まで決められていて(たしか黒と紺はいいけど、茶色はダメというような細かさ)ほんとうにうんざりした記憶があります。
今は、昔に比べたらだいぶ自由度が高くなったと感じますが、それでも小学校とは大きく違うので、戸惑う子も少なくないと思います。大半の子どもたちは、それでも馴染んでいくものですが、生理的に受けつけられないという子もいます。
中学校の規則を心理学から考えると見えてくること
この中学校の規則の厳しさは、社会人としてのルールがあることを体得するために目的をもって作られているのだと思いますが、心理学的にも意味があるのではないか?と、わたしは思うようになりました。
先生や学校に反発するときに、学校の規則が「ちょうどよい材料」になるのです。スカートの長さや靴下の種類など、どうでもよいといえばどうでもいいことをめぐって、ものすごいエネルギーをつぎ込んで子どもが反発します。でも、スカートの長さをめぐる攻防は、安心感があるのです。
中学生の悩みで、スカートの長さや、学校の先生への文句でエネルギーを消費できると、深くて重い悩みに向かわないですむという効果があるのではないかと思うのです。
自分が生きている価値は何か?人はなんで生きなければいけないのだろう?死とは何かetc…
このような哲学的なことを考えて深く悩んでしまい、不登校になってしまう子にもしばしば出会います。
もちろん、このように悩み考えることは、とても大切なのですが、日常生活がおくれなくなるほど悩んでしまうときは、やはりケアが必要ではないか、と思うのです。
思春期とは、思いのほか、その山を越えていくのに困難や暗闇があるので、集団でわいわいと、服装ルールに文句をつけながら越えていくほうが「安全」だと思うのです。
学校の決まりが嫌で身体反応が出る子
とはいえ、学校のきまりや、きまりを強制されることに対して、強い嫌悪感を抱き、不登校になる子もいて、「学校のきまりをめぐって先生とやりあうことが安全だ」とは言えないケースも少なくないのです。
嫌悪感が強すぎて、身体に反応が出てしまう子が多いように感じます。腹痛も多くて、学校に対して心身ともに消化不良をおこしているんだなぁと感じさせられます。
でも、こういうときに「きみは消化不良を起こしているんだね」と言っても、症状がよくなるわけではありません。たぶん、猛烈に反発をくらうだけです。
これは大人のカウンセリングにも共通するのですが、周囲から見て理由や対処法がわかっていても、当人が納得するタイミングでないと、伝えても伝わりません。反発されて関係が切れてしまうだけです。本人が自分で発見して納得するまで、待つ必要があります。
待っている間は何もできないけれども、放置はいけません。本人の苦しみを共有して待ち続ける大人がいるかどうかは、不登校からの回復に大きく影響するからです。
でも、親だけで抱え込んでしまうと本当に大変です。やはり相談者を持って、客観的に進捗状況を確認しながら見守ることが大切です。
学級・学校要因によることも
この統計の中でどこに当てはまるかわからないのですが、ときに学校や学級がとても荒れていると、居心地の悪さから、学校に行きたくない・教室に入りたくないと不登校になるというようなケースも、残念ながらあります。
このような場合は、教室・学級復帰を無理強いすることは困難でしょう。
学校や教育委員会でも問題を認識して対応中であると思うのです。ただ、改善まで時間がかかることもあります。学校とも相談して、居場所づくりができるとよいのですが。
【不登校のきっかけ】本人・家庭に関すること
グラフで薄いピンク色で表している部分の中で、生活リズムにまつわることから考えます。
生活リズムの乱れ 35%
インターネットやメール、ゲームなどの影響 16%
本人の生活リズムの乱れ
インターネットなど電子機器類の使用や生活リズムの乱れによるものが増えているなと実感します。つい夜中までやってしまって、寝るのが遅くなり、慢性的な睡眠不足になったり、学校より電子機器類でつながる世界のほうがずっと楽しくて、こちらが主になってしまったり。
睡眠については、日本の子どもたち全般的に睡眠不足の傾向があると指摘されているのをご存知ですか?
米国国立睡眠財団によると、
人間に必要と考えられている年齢別の睡眠時間は、
6〜13歳で9〜11時間
14〜17歳で8〜10時間。
『早寝早起き朝ご飯で輝く君の未来』P11より転載・・・中高生向けに作られた資料ですが、大人が読んでも参考になります。睡眠や生活リズムを記録する睡眠チェックシートもついています。
とくに中学に入ると、当たり前のように勉強や部活でとても忙しくて、寝る間を惜しむ生活習慣になる子どもが多いですが、疲れが蓄積して心身ともにダウンしてしまう子、それが不登校のきっかけとなってしまう子は少なくありません。「みんなやっているから」と甘く見ないで、ぜひ充分な休息がとれるように、おうちでも配慮してくださるとありがたいです。
親から見ても過剰にがんばっていて心配しているのに、本人がペースダウンできない場合は、本人も交えて先生やカウンセラーなどと相談することをおすすめしたいです。
一方、生活リズムの乱れがあるかないかに係らず、夜寝つけなくなったり、充分寝ているにもかかわらず朝目覚められなくなるような睡眠の障害が起きるお子さんが最近はとても多いです。
自助努力だけでは改善が難しいことも多いので、医療機関に相談することをお勧めします。
日本睡眠学会認定医療機関のリスト(全国)
生活リズムや電子機器の使用に関しては、学校の規則同様、親子関係における手頃な反発材料になる場合が多いです。口うるさく言ってもケンカになるだけ・・・と諦めてしまわないで、親子関係を確認する作業のひとつと思って、関心をもって管理してくださることを望みます。
不登校と思春期の夢
これは心理学領域だと思うのが、思春期の夢見の問題があります。
繰り返し怖い夢を見るので、寝るのが怖かったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりする子も、少なくありません。怖い夢というのが、自分が死ぬ夢か、親が死ぬ夢であることが多く、本人も口にすることをはばかるので、悪夢に苦しめられていることがわからないことも多いです。
予知夢ではないかと怯えてしまうのですが、そういうことではないのです。
子どもから大人になるときに、こころの中で「子どもの自分が死んで、大人として生まれかわる」ような体験をする子どもがいます(けっこういます)。このイメージが「自分が死ぬ夢」となって出て来るのです。
また、親が死ぬ夢も「親離れ」の表現なのですが、心理的に親から独立するということは、夢の中で親を殺すほどの大変なこととして体験されることも多いのです。
こう文章に書いてしまうと、「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんが、夜中に繰り返しこんな夢をみたら、大人でもまいってしまいます。
まずは、このような夢が悪いものでも、不吉なものでもないこと、ましてや本人のせいではないことを、しっかり伝えてあげることが必要です。
このような夢見のある子どもが不登校になっていたら、それはまさに、心理的に子どもから大人になる作業をとても深いところで体験しているために、学校に行くという当たり前のことができなくなっている状態と考えられます。さぼっているわけではありません。
病気とこころの反応のタイムラグ
病気 15%
病気の治療がきっかけでお休みしてしまう場合は、大人がみて「理由がわからない」と感じることはないでしょう。ただ、病気は治ったのに理由なく学校に行き渋る・休むという場合は、困惑されるでしょう。
このようなときに考えられるのは、こころの反応のタイムラグです。治療をしているときは、治療優先でこころのことはどうしても二の次になってしまっていたり、治療で辛い思いをしているけれどもそうは言えなかったことが、病気が治ってから表出してくることがあるのです。
病気が治ると大人は安心してしまうため、本人の気持ちとさらにギャップが大きくなる場合もあります。治療先にカウンセラーがいる場合は、相談してみることをお勧めします。もちろん、校内のカウンセラーを活用することもできます。スクールカウンセラーを利用するメリットは、親同様にいぶかしく思っている先生方に、心理の視点から助言をしてもらうことができるという点です。
家族環境に関係するもの
親との不和 14%
家族との不和 10%
家族の生活環境の急激な変化 10%
反抗期・思春期の子どもにとって、親との不和は大人への通過点といえます。けれども、それが理由で学校を長期欠席するということになった場合は、早めに親子でカウンセリング機関に相談することをおすすめします。
本来ならば、子どもにとって親は一番の味方・愛情を与えてくれる人なのに、親に対して素直になれず、甘えと反発があいまって、時に文字通り家が壊れるのでは!?という程のバトルになることもあります。
家の中で親子だけで対峙するのは、非常に苦しく、またときに危険です。
親子それぞれが、自分だけの苦しい気持ちを語る場所を持つこと。カウンセラーという味方がそれぞれにつくこと。そこで、子どもの反抗の意味を考えたり、振り返ることで、辛い時期を孤立しないで乗り越えていくことができます。
単純な反抗期・思春期でも、子どもによってはかなり凄まじい時期をすごす場合があります。
幼年期からの親子の課題が、まったなしで再浮上してきて不和となる場合もあります。
どちらのケースも、親子関係をつくりなおすチャンスです。
子どもから親に、バトル?への招待状が届いたときに、いちばんやってほしくないのは、無視することです。親から無視されると、子どもは精神的な孤児になるしかありません。
精神的な孤児で、学校で先生を親の代理として反発して成長していく子どもも(大勢)います。それも、ひとつのありかたなのですが、もしも、このサイトを探し出してくださった親御さんでしたら、無視だけはしないであげてください。どうかお願いします。
【不登校のきっかけ】特に思い当たることはない
さて、グラフで濃いピンク色で表示された「不登校のきっかけとして、特に思い当たることはない」6%について考えてみたいと思います。
不登校の子どもたちの相談を受けて来て、実際には「特に思い当たる理由がないけど学校にいけない」という子の割合は実はもっと多いのではないかと思います。
グラフのような選択肢を与えられると、いろいろと当てはまるような気がするけど、本当の理由はわからない、という感じ。
「学校を長期欠席するほどのことをしておきながら、自分の気持ちがわからないなんて!」と思うかもしれませんが、わからないものはわからないのです。
わたしも、不登校のメカニズムについて上手に説明することはできません。
ただ、休み始めから復帰まで見守った子どもたちから学んだことは、不登校は成長プロセスのひとつの形なのだ、ということです。
不登校の子は、学校に行くなどの活動が一時的にストップしてしまい、停滞して見えますが、実はこころの深いところで、大きな成長のための準備をしているのです。
それだけの準備があるからこそ、一気に、学校へ行っている子たちに迫り、ときに追い抜くほどの成長をとげることができるのだと思います。まさに、サナギが蝶になるかのようで、わたしはいつも奇跡の瞬間に立ち会うような感激を覚えます。
もちろん、本音は、不登校という困難な道でなくて、「普通に」成長してくれたらいいと思うのです。
不登校の期間が長引く分、たとえば学習面などでハンディがつくことも否定できません。
でも、本人も自分で望んで不登校の道を選んでいる訳ではないのです。であれば、つらい不登校期間をすごした分だけ大きな成長を描いて、実現してあげたいと願うのです。
不登校の子どもの進路
不登校の子どもたちの中学卒業後の進路について、前出の文部科学省の調査では、約9割が「進学した」といっています。
もちろん、高校に行けばいいというわけではありません。
心身ともに進学する準備が整わないまま進学すると、通いきれずに中退してしまうこともあります。
けれど、今はさまざまな高校進学の方法があり、不登校が将来的にハンディを背負い続けるということは少なくなって来ているように思います。(進路についてはまた別途まとめたいと思います。)
心身ともに不調となり不登校になった子どもが、通院先のドクターから「ぼくの同級生に不登校の子がいたよ」と教えてもらって、がぜんやる気を出して勉強し、希望の進路を果たした例もあります。
どうか、お子さんにもそのように伝えてあげてください。
具体的な進路先などの情報は、インターネットで調べてもよいですし、カウンセラーに聞いてみるのもお勧めです。
まとめ
不登校の理由について、考えました。
■不登校の理由はひとつではない
■いじめ以外にもさまざまな理由がある
■はっきりした理由がない子も少なくない
■いずれにしても、不登校はひとつの成長プロセスである
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